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プロンプター【日々のツイトレ】

※2020.3.28satのTwitterトレンドワードより


3月28日(土)18時から安倍首相の記者会見がありました。

その記者会見の中、トレンドに「プロンプター」という言葉。

今回の記者会見で安倍首相がプロンプターを使っていることに対して、ネットで批判の声が上がったそうです。

恋だね。

こんなこと言ってる人は、安倍首相に恋してる人。

これまでの安倍首相の発言に恋していたのに、今回のプロンプターを見て「あなたの言葉じゃなかったなんて!ガーン!!」みたいな感じの人に違いありません。

「国家は全て安倍首相によって動かされているの!なんて素敵な政治家なの!?」

そんな感じで普段から、安倍首相万能超人説を提唱し崇拝している人なのかもしれません。


というか、これまでプロンプターを使った会見は何度もあるはずなので、それだけ多くの人が今回の記者会見を見たということなのだと思います。


それぞれ人には役割があります。

政治家は、有権者に対して政策を訴えかけることが非常に重要な役割です。ましてや、総理大臣ともなると、日々、多岐にわたる大量の政務をこなしています。

特に今回の記者会見は、緊急を要する内閣総理大臣による国民への訴えで、普段使わないような専門的な知識を要する言葉を、より多くの人にわかりやすく、現状と対策を訴えかけなくてはならない場面です。間違いや混乱があってはなりません。

もちろん、全ては安倍首相の言葉であることは確かです。


日々、ちょっとした言い間違いや勘違いを口にしようものなら、鬼の首を獲ったかのようにそれを追求する人たちがたくさんいます。責任の重い役職にあり、その一挙手一投足が世の中の動きを左右する一国の首相なので、追求は当然のことだとは思います。

しかし、人間誰しも間違いはあります。

プロンプターは、それを少なくし、最大限効果を引き出すための道具のひとつにすぎません。


「プロンプター」は、放送・講演・演説・コンサートなどの際、台詞や歌詞や講演内容を忘れてしまい混乱することのないよう、読み手や演者を補助するためにあらかじめ配置された人や装置のことです。

テレビ番組などで、ディレクターさんがカンペ出しているのも、ある意味、プロンプターのような役割を果たしています。

今回の記者会見では、左右斜め前方に設置され、そこに原稿が映し出されます。ハーフミラーなので、前方からは斜めになった透明の板があるように見えます。

ハーフミラーを使っているため、顔を上げたままで話すことができ、観客に対して表情を見せることで訴えかける効果が高くなるとされます。

これから学校にタブレット学習が導入されると、プロンプターを使用して発表するなどの授業もあるかもしれません。


今回の記者会見は、新型コロナウイルス感染への今後の対応についてでしたが、「最大限の危機感を改めて国民の皆様にお願いしたい」というこれまでとあまり変わらないレベルの話に終始しました。

ただ、これから長期戦になる可能性が高いとして、さらなる対応策を練るという指針を示した形です。

緊急事態宣言を発動するのかと注目していましたが、まだその決断ではないようです。

これでもまだ緩やかに展開していっているという見解なのだと思います。

多くの人は、土日に少し体調が悪くても我慢して、休日が明けた月曜日に快方に向かっていなければ医療機関にかかります。それでも、土日には都内・全国での1日あたりの感染者数が更新されていて増えています。週明けからが勝負になるかもしれません。

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