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10分日記#12 慌ただしい朝、想像の国へ

毎朝我が家はバタバタしている。
どんな家庭だって余裕がない朝が多いのではないかと思うが、特に準備の苦手な母=私が仕切る朝だから、当然だ。毎日怒号が響いている。

今朝はいつもより、さらに時間に追われていた。
オットは早朝から別室で、時差のある人たちとテレカンしている。できるだけ静かに、慣れない言語の邪魔にならないように急がねばならない。

この状況を理解していない子どもたちは「ごっこ遊び」に夢中だ。プリキュアとスパイファイミリーが好きな娘と、バズライトイヤーや仮面ライダーが好きな息子がそれぞれの世界観を組み合わせて、朝から世界を侵略する私には見えない敵と闘っている。

なんとか定刻までに子どもと一緒に家を出るには、ごっこの世界にいる娘と息子の力を借りるしかない。
彼らが浸っている世界観にこちらが合わせていくことにした。


ワタシ「隊長!我々はこの星から脱出する!その為には、時計の長い針が2になるまでに、隊長と隊員のエネルギー補給が完了していなければならない!敵に見つからないように静かに、だ!隊長、協力してくれるな!?」

ムスメ(隊長)「はっ!了解した!隊員、いいな?」
ムスコ(隊員)「まかしぇろ!がしゃん!へんしん!ぴゅーん(?)」


我ながら名案だった。こんなに積極的に自分から食卓に着いて、食事を摂り、朝の支度にとりかかってくれたことがあっただろうか。娘も息子も楽しそうだった。

こんな風に毎日子どもたちを見送りたいものだ。

今日はここまで。
よい一日を

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