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私の「今年の漢字」

2016年12月12日、京都府の清水寺で「今年の漢字」の「金」が発表されました。

2016年「今年の漢字」(公益財団法人 日本漢字能力検定協会ホームページ)

リオ五輪での「金」メダルラッシュや、政治と「カネ」の問題。また、トランプ次期米大統領の髪の色や『PPAP』で大ブレイクしたピコ太郎さんの衣装が「金」色だったことなども理由に挙げられていました。

私も2016年を振り返って、私にとっての「今年の漢字」を考えてみました。

私の「今年の漢字」は「決」です。
2016年は、私の人生の大きな分岐点でした。どんな仕事がしたいのか。どのように社会に貢献したいのか。「決」断することが多い1年だったように思います。

2016年1月1日、私は、長崎県にいました。
ミス沖縄の任期が終わり、私はもう一度アナウンサーの仕事をしたいと考えていました。全国のテレビ局の採用を探していた時に、長崎県の放送局で募集があるのを知り、その放送局を受けることにしたのです。
これまで、長崎県には一度も行ったことはありませんでした。知らない土地のことをどのように勉強しようか。折角なら一度、長崎に住んでみようと思い、年明けすぐ長崎県に向かい、ゲストハウスで働きながら数日間泊めてもらうことにしました。
長崎県の観光名所を訪れたり、歴史や文化を学んだりしながら、エントリーシートを書き直す日々。沖縄を離れて10日が過ぎた頃、私は自分の心の中に、ある違和感を感じていました。本当にこの選択で良いのだろうかと。
確かにアナウンサーにはなりたい。ただ私は、アナウンサーになりたい気持ちと同じくらい、沖縄が大好きでした。長崎県で生活をして、その土地に馴染もうとすればするほど、沖縄のことが忘れられない自分に気づいたのです。

アナウンサーの仕事をするのなら、フリーランスという選択肢もある。ただ果たして、フリーランスで本当にやっていけるのだろうか。あまりにも不安で、この決断に踏み切れるのか、ためらいがありました。
その時に、家族や仲間のサポートもあり、私の「一度きりの人生、挑戦したい!」という気持ちに火がつきました。
長崎県で生活し始めてから2週間後、私は荷物をまとめ、沖縄でフリーアナウンサーとして仕事をしていく決意を固めました。
そして、準備期間を経て2016年4月、大好きな沖縄に特化したフリーアナウンサーになりたいという思いから、私は「うちなーアナウンサー」という肩書きをつけ活動を始めました。

最初は苦労の連続でした。
営業、マネージメント、スケジュール管理
、見積書や請求書の書き方、価格の設定など、何を基準にし、どのような手順で行うのか、全てが手探り状態でした。
しかし、今まで仕事でお世話になった先輩方からご指導いただき、少しずつではありますが、なんとか形になってきたと思っています。

敷かれたレールの上を歩くのではなく、自分自身でレールを敷き、家族や仲間のサポートに深く感謝しながら、前に進む。

たとえ結果が悪かったとしても、私が決断したからこそ、その結果を素直に受け入れられますし、次に向けて反省・検証・分析・改善をすることができる、ということを学べた1年間でした。
来年はさらに技術を磨き上げ、うちなーアナウンサーとして、沖縄を、沖縄だけでなく日本全国、全世界に伝え続けていきます。

皆様、来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
良いお年を!

最後まで読んでくれて、いっぺーにふぇーでーびたん!これからも、ゆたさるぐとぅうにげーさびら♪