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TESOL資格を取得しました!

私はこの6年ほど、ESL(外国語としての英語)を教える仕事をしていますが、英語教授法の資格や教員免許は持っていませんでした。
大学では教育学を専攻しましたが、学問としての教育の授業は心理学や社会学などが中心で、教員養成のための授業は異なるものも多いのです。教員免許取得用の授業も履修すれば中学高校の教員免許は取れたのですが、私はスペイン語や中国語、宇宙物理学など、他に楽しそうだと思う授業をたくさん履修したかったので、教員免許用の授業は選択しませんでした。

しかしながら、人生の流れで、英語を教える仕事をするようになりました。

これまでの経験をもとに自分で作ってきたさまざまな教授法はある程度説得力があると思っているのですが、教える仕事をするならば、やっぱり資格があった方が生徒さん側は安心するかな、、という思いと、英語を教える資格を得るために必要な学びを一通り勉強しておきたい、という気持ちがあり、世界で通用するTESOL(英語教授法資格)を学ぶことにしました。

初めは、Master TESOLと言われる大学院の修士資格TESOLが理想だと思ったのですが、費用や期間、いろいろと考えると、私には大学の150時間TESOL資格を受講する方が良い!と思い、Courseraで手軽に受講できることを知って、Arizona State UniversityのTESOLを取得することにしました。


見積もっていた期間より少し長く、ちょうど1年かかってしまいましたが、無事に8コース全てを終了し、Certificateコースを修了することができました!👏

ASUのTESOLの学びはなかなか興味深く、「へー」「なるほど、、」とつぶやくこともたくさんありました。
「生徒が話す時間が8割、教える側は2割で」など、心に留めておきたいこともたくさんありました。自分の普段の授業についていろいろと振り返るきっかけにもなりましたし、やはりLearningではなくAquisitionの意識が大切、との思いも強まりました。
講座の後半では、たくさんの模擬レッスンのレッスンプランをを書き授業風景をビデオに撮って提出しました。レッスンプランを書くことは、はじめは面倒に思っていたのですが、たしかに、もし大学や高校の人数の多い大きなクラスで教えていて、突然自分が教えられなくなってサブの先生にお願いする場合には、ある程度共通の雛形に則って書かれたレッスンプランを常に用意しておくことは、サブの先生が迷わずレッスンを進めるために必要だな、、など、自分の教える環境とは違う学校での勤務形態に思いを馳せることもできました。


帰国後は英語を教える仕事ではなく、英語教育を枠組みからどうにかしていくことに関わりたいなと思っているのですが(あるいはまったく関係のない別業界にも興味があります・・)、まずはいま提供しているレッスンにおいて、自信を持って TESOL Certified Teacher です!と言えるようになったことは嬉しいです☺︎


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