14. 英語で質問するときにはまず自分の答えを伝えよう 〜レベル3へ近づくために〜

こんにちは、azusaです。世界中外出制限下の生活が続いていますね。大変な状況にある方を思うと辛いですが、問題なく暮らせている人は、自身の心身の健康によく気を遣いながら、「できること」をしていくしかありませんよね。。私も、子どもたちの学びのサポートをしながら、こちらのnoteで英語学習のヒントを書き進めて行きたいと思います。どなたかのお役に立っていたら幸いです。


これまでにお伝えしてきた内容を習得した場合、私が定義した英語話者としてのレベル2「簡単なセンテンスでコミュニケーションがなんとか可能、簡単な本が読める」に達成していると思います。

ここから、レベル3「困らずに意思を表せて交渉もできる、本が読める」の段階になるためには、少し大きな階段がありそうです。でも、コツコツ少しずつ、繰り返し英語に触れていけば、遠くない将来に、英語を使うことに抵抗なく、必要な情報はきちんとゲットできて伝えられるレベルへ到達できます!

ここからは、そのためのヒントをいくつかあげていきます。

今回は、英語で質問する際には、まず自分の回答を述べてから質問するということです。

 I like strawberries. What is your favorite fruit?

というように、まず問いへの自分の答えを述べてから、相手に訊くと、質問が格段に通じやすくなります。

日本語で話している時にも、唐突に話題を振られると、言葉が聞き取れたか、単語を理解できたかの問題ではなく、「え?なんて?」と聞き返してしまうことがありますよね。外国語で話す時には、より丁寧に、親切に、相手にわかってもらえるように話を進める必要があると思います。

そして、質問に自分から先に答えることは、コミュニケーションの作法としても良いことだと考えます。突然、「どこの国出身ですか?」と問われるのは、人によってはあまり気持ちのよくないことかもしれません。せめて自分の回答を先に述べることで、少しでも失礼にならないように意識していることを見せられます。

日本人は英語の勉強として外国の人と話す時に、なぜか普通あまり直接に訊くことはしない、パーソナルな質問をしがちです。いきなり、出身地とか、何歳ですか?というような質問を親しくない人にすることは一般的ではないのです。

話題としてより適当なのは、天気の話(万国共通!^^)や、目の前に共通に見えていることなどでしょうか。パーソナルな内容にする場合には、先の「私はいちごが好き、あなたは何のフルーツが好き?」のような、何とでも答えられるような質問からが良いかと思います。

英語の勉強によく使われる "Conversation Questions"というものがあります。これらの回答を自分で全てできるように事前に練習して、それらの答えをまず相手にお話した上で、「あなたはどう?」と持っていくと、スムーズな英会話ができると思います。

Conversation Questions の例

オンラインで調べると、Conversation Questionsの例はたくさん出てきます。初めはできるだけシンプルな質問を探して、声に出して自問自答してみましょう。

慣れてきたら、自分の答えを話してから、相手に向かって質問をするスタイルで練習してみてください。ひとりごとではありますが、立派に英語を話していることを自身で味わってくださいね。英語話者と話すチャンスのある方は、ぜひ練習相手になってもらってたくさん話してみてください。

スクリーンショット 2020-04-23 11.18.57

スクリーンショット 2020-04-23 11.14.39

外国語会話は、じっと待っていて突然聞かれたことに答えるよりも、自分で用意したことのある内容を自分から始める方が簡単です。会話の内容は常に流れていってしまうものではありますが、会話の基本の形をキャッチボールのようにたくさん練習していくと、うまく噛み合うコミュニケーションが取りやすくなると思います。

※追記です このような会話を外国の人と英語でする場合、まずは「相手がわかりそうな答え」を選ぶことも大切です。自分が本当に言いたいこと、本当に一番!好きな作者やスポーツでなくても、 とりあえずは伝わりそうな答えを選ぶのです。作家さんなら、日本人の作家よりも外国の作家を選ぶなど。マイナーなものを選ぶと、話題としては面白いのですが、お互いにフラストレーションなく伝えるのが難しく、英語力に自信をなくしてしまう可能性もあります。スムースにコミュニケーションが取れる答えを選ぶのもありかと思います。(そしてもっと英語力が上がった時には、心置きなく自分の本当に好きなことについて語りましょう!)
次回も、レベル3「困らずに意思を表せて交渉もできる、本が読める」英語力を身につけるための練習方やヒントについて書きたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?