8.英語の発音:フォニックス(4)〜レベル1に到達するために〜
「使える英語を効率よく身につける」英語の学習法をシェアしています。
今回はフォニックス学習の最後の記事です!やはり4回に分けても相当量がありますね。。フォニックス学習は英語学習の土台となる部分なので、歌などを使って楽しく、辛抱強く進められるといいと思います。
前回までの学習で、アルファベットの子音と母音、それぞれの発音はわかりました。
でも、これにプラスして、私の呼ぶところの「ダブル子音」と「ダブル母音」もマスターしてしまいましょう。子音が2つ(あるいは3つ)、母音と子音が2つ(あるいは3つ)でひとつの音を成すフォニックスがあるのです。
フォニックス応用編、少し長いですが、ここまで覚えてしまうと、英単語の8割は読み上げられるはずです。全部覚えなくても、少しずつ、なんとなく、わかってくるものですので、とりあえず最後まで、頑張って見てみてください。
ダブル子音
ch 口をすぼめて舌を上顎につけて「チ」と言う chocolate
sh 口をすぼめて上下前歯をつけて「しーっ」と言う shut
ck kと同じ音。下顎で強めに「クッ」 clock
gh =f 前歯を下唇の内側濡れたあたりに軽く置いて息を出す graph
ph =f phonics
th 上下の歯で舌の先を軽く挟んでから抜く瞬間に息を強目に出す tooth
dge shと同じ形で空気を出す代わりに「ヂ」と短く言う edge
tch shと同じ形で空気を出す代わりに「チ」と短く言う scotch
tion shあるいはtchの音から「ション」と言う station
wr- rで始まる(wはサイレント) write
wh- wで始まる(hはサイレント) wheel
-mb mで終わる(bはサイレント) climb 母音のiはlong sound クライム
kn- nで始まる(kはサイレント) know
あともう少しです!最後に、ダブル母音です。覚えようと思うと大変ですが、法則に気づいたら単語の発音をもう丸暗記しなくてよくなります!
ダブル母音(実際には母音と子音の組み合わせもありますが便宜上こう呼びます)
ou 「アウ」 oにつられて「オ」の音を出さないように注意 (house=ハウス out=アウト)
※ 例外 young の中のouは、short u sound の音(短い「ア」)になる
ow (=ou)「アウ」 (cow=カウ(牛))
※ ただし時々「オウ」と読むことがある (snow=スノウ)
au 顎を下げて喉を響かせて「オー」(August=オーガスト:8月) ※オウでなくオー
aw (=au) 同じ音です。顎を下げて「オー」(law=ロー(法律)ですね)
oo 「ウ/ウー」(短いウは look, book)(長いウは school, moon)
all / al 顎を下げて口を縦に開けて(オの口で)アー。聞こえるのは「オー」(ball=ボール, all=オール)
※最後の音をきちんとlで終えるように(上前歯の裏に舌をつけて音を出す)
ie long i sound(アルファベットのi「アーい」)つまりeはサイレント (pie=パイ)
igh long i sound (アルファベットのi「アーい」)つまりghはサイレント(high=ハイ)
ew 口をすぼめて前に突き出してユー(new=ニュー)
ar aのshort soundの後にr の音をつなげる (アr)
or oのshort soundの後にrの音をつなげる (オr)
er=ir=ur rの音だけを長めに出す(始めの母音の音はしない!) girl, turn, bird の母音は同じr sound!!
are long a sound (アルファベット読み=エーい)からrの音を出す(エーr)
ore long o sound (アルファベット読みo)からrの音を出す(オーうr)
ire long i sound(アルファベット読みi)からrの音を出す(アーいr)
ere long e sound(アルファベット読みe)からrの音を出す(イーr)
ure long u sound(アルファベット読みu)からrの音を出す(ユーr)
一度にすべてのフォニックスを学ぶと混乱しますし、覚えきれませんよね。少しずつ、なんども素振りのようにフォームチェックだと思って戻って繰り返すのがおすすめです。
こちらは私の英語教室OECでフォニックス練習のために取り入れていた教材です。ひとつひとつの子音、母音を正しく、英語の発声で声に出して、音の響かせ方を誰かにチェックしてもらいながら(あるいは録音して自分でチェックして)、繰り返し練習してみてください。
リズムよく、早口言葉のように速くはっきりと大きな声で唱えることがポイントです!
ショートサウンドとロングサウンドを意識して、ショートサウンドは短く!ロングサウンドは長〜く伸ばします!
リズムよく、早めのテンポで同じ拍子で!
ee=ea =ロングeサウンド(イーー)です!
ooは、短い「ウ」と長い「ウー」をきちんと分けて発音しましょう。唇をすぼめて。
サイレントeがつくと母音はロングサウンドです!長めに「ネーーいむ」と発音しましょう。サイレントeは音が出ないので、その前の子音の音できちんと終わるように! (m, k, tなど)
この先、このLet's Readは15まであります。全て読み上げるのはなかなか大変だと思うので、これだけは声に出してたくさん練習してほしい!というページを以下続けます。
ar (アr)、or(おr)、ir=er=ur(r=r=r) の違いをきっちりつけましょう。aとoはそれぞれの母音をだしてからr。一方 ir,er,ur は出る音はrだけです。 i, e, rの母音が入らないことを意識してみてください。
ou、ow をみたらアウ!(でも時々、窓の絵のある枠にある単語ではオウ!)
oa=ロングoサウンドです。アルファベットのo 「オーう」
all (al)は、口を縦に開けて「オー」です。顎を下げて喉の奥を響かせて。
最後のlは舌を上前歯後ろにきっちりつけて! jは口をすぼめて前に出してジュの最初の音ですよ。
長くて疲れましたね。。フォニックス、細か過ぎてもわかりにくいのですが、OECではレッスンを進めていく中で、読み方が違った時にすかさず「ouは?」「アウ」という繰り返しをしていました。そうすると数ヶ月のうちに、一通りの英語はきちんと読めるようになります。
とはいえ、フォニックスや発音には必要以上にとらわれ過ぎないことも大切です。実際にネイティブとの会話で大事なのは、発音よりも、先に出た発声とリズム(イントネーション)なのです。音程の上がり下がりと音の強弱ですね。これに付いてはまた追ってまとめたいと思います。
長々読んでくださってありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?