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何かが動き始める?

最近は月曜恒例の鑑賞系徘徊のニュースが出ない代わりに、河西&鈴木センセーの💋を借りて「中傷されて辛いのヨヨヨ」アピール展開中のミテコさま。

あの方が不可解な動きをする時は何かあるなーって思っていたら皇室典範問題で動きが。

まだキッシーも女性・女系への皇位継承拡大には踏み出せない様子ですが、このタイミングで女性・女系容認論の記事が出ました。

この園部逸夫氏は2005年の小泉内閣の時の皇室典範問題の際の「皇室典範に関する有識者会議」の座長代理を勤めたという重要人物。

この記事には現在の皇統の危機の本質と打開策についても言及しています。

私は法学者として研究、議論を重ねてきましたが、現在の「皇統に属する男系の男子が継承する」という制度では、安定した皇室制度の維持は厳しいと考えています。皇室制度の維持のために何より優先すべきは安定した皇位継承であり、そのためには直系であることが重要です。その先に、それが男性なのか、女性なのかという議論になります。

既にこの頃は「性別に関わらず直系長子」という議論がされていたのですよ。ただ2006年の懐妊テロでオジャンになりましたが。

そしてその当時の議論の中心人物が「女系容認論」を唱える記事が出てきたということは風向きの変化が顕著になった証拠でしょうか。

じゃあ他の案は?

①女性宮家制度

これまで内親王や女王は結婚で皇籍離脱する事になっていましたが、女性皇族が新たな宮家を作る案が2012年の野田政権時代に浮上。

ただこの案の問題は

①宮家当主となる女性皇族に皇位継承権がない
②対象が内親王限定(三笠宮&高円宮の女王殿下達は蚊帳の外)

あと個人的な感想ですが、民間出身の女性が男性皇族と結婚する場合は「お妃教育」という皇族としての心構えを身につける教育システムがありますが、女性皇族が結婚する場合は配偶者に対する選考基準や教育システムはなし。なのでKK氏みたいな利権狙いの輩に漬け込まれるリスクがあります。

皇太子の娘の愛子さまが跡継ぎではないただのゴコーム要員に格下げ。逆に🐴&🦌姉妹は結婚後も皇族特権を享受できるメシウマーな立場に。

この案は野田内閣から女系反対の安倍内閣になってから立ち消えになりました。

②皇女制度

2020年になってからふっと沸いた制度案。

これは「皇族数減少に伴う皇室活動の担い手確保策として、女性皇族が結婚した後に「皇女」の尊称を贈り、公務への協力を委嘱する」というもの。

前述の女性宮家が「女系による皇位継承に繋がる危険がある」と男系男子を支持する保守派の反対が強い事から、皇籍離脱後も「減少する公務の担い手として働いてもらう」という妥協案として作られたもの。

しかしこれは女性宮家案をさらに劣化&時代錯誤な内容になってます。

①本来の公務が本当に必要性があるかどうかの議論を抜きにして、ただ元女性皇族を公務の担い手というパート主婦感覚で扱っている。

②本来の皇女は「天皇の娘」という意味であるが、真の天皇家の長子である敬宮さまが🐴&🦌姉妹と同列に格下げになる。

これは丁度KK問題が吹き荒れていた時期もあって女性宮家以上に反発が強く最近は話題にすら登らなくなりました。

③旧宮家の皇籍復帰。

男系支持派の中で持ち上がったのが戦後GHQの政策の一環で大量離脱した旧宮家を皇籍に復帰させる案。

実際旧宮家の中には結婚適齢期の男子がいる家もある事から、この案は男系男子を維持したい層の中で支持を集めています。

しかし、既に皇籍離脱してから70年以上が経過し、今の子息は生まれた頃から民間人として生活してきているので、いくら「皇室の担い手確保の為に戻ってください」と言われても本人も国民も受け入れがたいものがあります。

④結論

結局明治時代のような側室制度が時代的にも倫理的にも受け入れられず、尚且つA宮さま~Hさままで40年間男子が生まれないという現状を考えると男女の性別を問わない直系長子による皇位継承しか選択肢がないのは明らかです。

特に現状の内親王や女王達も結婚&出産の年齢的なタイムリミットが迫っているので一早い現実的な皇室典範の改正が迫られますね。


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