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プロビンチャの意地と王者の意地ユベントス対パルマ戦レビュー

冬休みが終わり、大学が再開してから初のnote
また色々忙しくなるので、週一のペースで更新しようと思います。

前回メンバーを変更しながら、カップ戦でウディネーゼ相手に快勝したユベントス

対するパルマはプロビンチャのクラブとしては、7位は上出来の前半戦。

お互いの布陣

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ユベントス」 攻撃:2-3-3-2 守備:4-3-1-2            「パルマ」 攻撃:3-2-4-1 守備:4-2-3-1

ユベントスはここ最近ラビオとラムジーが継続してスタメン、特にラビオは存在感を発揮しスタメンに定着してきてる。

怪我から復帰したデリフトが、どういうパフォーマンスを繰り広げるかも注目。サンドロのアクシデントがあり、ダニーロが途中から投入された。

パルマ戦術ジョルビーニョの印象だったが、その後継者にあたるカラモーも二人そろって怪我で欠場。前線には高さが武器のコルネリウスではなく、我らの名古屋が狙ってると噂があるインクレーゼが先発。

この冬4000万ユーロ越えで獲得したクルセフスキは、ユベンティーノ達にどれだけ印象を残せるか。

陣形の組み合わせ

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ユベントスのビルドアップはやりにくそうな印象だが、トップ下のラムジーがどのような動きをするか必見。

パルマはサイドで数的優位のため活路を見出したい、試合序盤のユベントスの右サイドVSパルマの左サイドの攻防が目立った。

盤面上では中央で優位のユベントスとサイドで優位なパルマが、どちらが主導権を握れるか。

計算されたプレスとそれに対する答え

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パルマのプレッシングの形は「攻撃的プレッシング」。

インクレーゼがCBを見ながら、トップ下のクツカがピアニッチをマンマーク。両SHがスタートは中央を締めながらSBへプレス、2ボランチは下がってくるIHに付いていく。

主に中央を2列目の3枚で締めながら、サイドに誘導し奪いたい狙い。

司令塔のピアニッチが封じられてユベントスは、ラビオとラムジーの動きで対応した。ラビオはピアニッチの位置に下がってきて、2ボランチのように振る舞い、ラムジーは下がってきてボールを引き出し数的有利を作り出した。

今季獲得したラビオ、ラムジーがフィットしてきたと感じれる働きだった。

パルマの可変式ビルドアップ

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ユベントスのプレッシングは「超攻撃的プレッシング」。

2トップが相手のCBにプレッシャーに行き、トップ下のラムジーが2ボランチを監視、両IHがSBへプレスしピアニッチがスライドし埋める。

相手がサイドでボールを持った時、逆サイドのSBを残した全員が集まり片方に圧縮する。

パルマのビルドアップは右SBのダルミアンが3CB化し、左SBのガリオーロが一列上がる。ガリオーロが上がる影響で、左SHのクルティッチが中に入り3-2-4-1の形に可変するシステム。

狙いは最終ラインでの数的有利を作るのと、ユベントスのサイドが1人しかいないため、そこから攻めたいという意図を感じられる。

ゴールが遠いユベントス

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パルマの組織的守備は自陣に4-4を形成し、その前にクツカが立つ4-4-1ブロック。2ボランチがバイタルエリアを埋め、インクレーゼが相手CBは自由にしながらピアニッチを警戒。

パルマは中央を固めて相手をサイドへ誘導、上がってきたSBの裏のスペースを突きたい。

ユベントスのポジショナルな攻撃はパルマが自陣に引き籠るので、ブロック前でパスを回しながら隙を探す。

ロナウドとディバラが中央に居ないことが多いので、サイドや下がってきた時に空いたスペースにラムジーが飛び出す。

サンドロの負傷で入ってきたダニーロが、惜しいミドルを打ったりアクセントになっていた。ダニーロがインナーラップしマトゥイディが前線に飛び出す、ロナウドがサイドに流れる。

外のパルマの中のユベントス

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外のパルマと中のユベントス・・・下ネタでは無いです笑笑

ユベントスの組織守備4-3ブロックにトップ下のラムジーがハードワークする形。

ユベントスは第一に中央を固めて多少サイドを捨て、中盤のスライドで対応。

トップ下の選手の守備での貢献が重要なので、ラムジーの守備での成長が見れた試合。

パルマのポジショナルな攻めはサイドで優位なので、徹底的にサイドから攻めたい

2ボランチの一枚とSH、OHの3枚でサイドを崩したいパルマ。SBを引きつけてその裏のスペースを狙いたい。

何故からサイドから攻めるかというと、まず相手の陣形的にサイドが空いてるからで、もう一つがサイドで奪われても被害が少ないからである。

中央で奪われた場合、パスコースが多くあり何よりゴールまで直線のため、失点に確率は高い。その点ではサイドで奪われたとしても、中央よりはパスコースが少なく、ゴールまで遠いため被害を最小限に抑えられる。

エピローグ

試合はCKからコルネリウスのゴールで追いつかれたが、ロナウドの理不尽ミドルを含むドッピエッタの活躍で勝利。

パルマの整備された守備に苦しめられたが、どうにかゴールをこじ開け、インテルがレッチェに引き分けたため勝ち点差を4に開いた。

ユベントスとインテルから勝ち点もぎ取るレッチェさん、流石カルチョのプロビンチャ。

また学校が再開し冬休みのような週2での更新は厳しいですが、1週間に一度は書きたいと思います。

次戦は敵地サンパオロでのサッリデルビー。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。



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