父との生活。

父との生活がスタート。
ですが、自由奔放な父。日に日に家にいる時間が少なくなり、1週間帰って来ないというのはザラになりました。
今思うと何食べて生きてたんですかね。
小学校に入学し、ある日ガス水道電気、全て止まりました。
それでも帰ってこない父。母に助けを求めて必死に小銭を探して公衆電話から電話をしましたが、電話してくんな!と言われ、絶望しか無かった。ゴミだらけの家。食べ物もない飲み物もない。色々なことが受け止められなくて学校にもいけなくなった。
ある日学校も行かず、昼間ぼーっと外を歩いていたら近所で工事をしていました。
工事なので当然警備員の方が居たのですが、当時では珍しい若いお姉さん。
声をかけてくれました。その日までずっと溜め込んでいた気持ちを泣きながら話したら、お姉さんも泣いていました。しばらくの間、ここに来るからいつでもお話しよう。って言って頂いて安心したのを覚えています。毎日毎日飲み物と食べ物を持ってきてくれたりして、本当にあのお姉さんのおかげで元気を取り戻しました。
それからは学校に行き始めることができました。相変わらず、父はなかなか帰って来ずでしたが…
しばらくしてお姉さんとさよならの日が来ました。また泣いて、辛かったら大人に相談するんだよ、学校に行って先生でもいいからね!って言ってくれた。
それからはまた孤独の日々になりましたが、学校には行くようにしてました。1人が嫌だったから。
学校から帰ると、父がいて部屋がピカピカ電気もガスも水道も再開していて
ごめんな。もう1人にしないよって謝られました。子供だったから嬉しかった、信じた。
明るい部屋で暖かいお風呂で暖かいご飯。
とは言っても、カップラーメンでしたが…笑
なにより、父がそばに居てくれることが嬉しかった。でも事件は起きました。

カップラーメンを零し、腕をやけどしてしまったのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?