退職まであと１１日！！～本当に大切なものは目に見えないものなんだよ～

本日は土曜ですがお当番だったので会社に出勤しました。

静かな環境でいろいろと後回しにしていた細かい仕事を片付けていきました。

今日は一人だと思っていたら、途中で出勤してきた方がいらっしゃったので、一緒にお昼を食べました。その方と話す中で考えたことがありましたので、今日はそのことについて書きます。結論はずばり「会社で働くことを通して幸福感を得られているかが運命の分かれ目」です。

どうぞお付き合いください。

大切な”今、ここ”

その女性は、今年の１月に着任して以来、これまでの慣習にとらわれることなく、びゅーびゅー新しい風を送り込む、とても個性的でパワフルな方です。

私ははじめはこの方の行動に圧倒され、その次に、なぜこの人は人目を気にしたり、緊張したりすることなく、自分を出せるのだろう、と不思議に感じました。

これまではあまり直接話すことはなかったのですが、今日は一対一の濃い１時間を過ごしました。この方と向き合う中で、ひとつわかったことがありました。それは、

この方は、心から今を楽しんでいるし、全力で今を生きている

ということです。話していると、とにかく話があっちこっちに飛ぶし、独特な感性を臆することなく口に出せるし、その場しのぎのお世辞でごまかすことがないし、愚痴をいうこともない。どうでもいい雑談なのに、なぜかすごく有意義な時間。なぜなら話していると、その人の、人生を楽しんでいる感じがこちらにも伝染するからだと思います。

今までの自分だったら素直にその気分に乗ることができなかったと思いますが、今日は自分もそこに輪をかけて、相乗効果で一緒に濃い”今”この瞬間を作ることができました。

驚くことに、気になるであろう私の”未来”について一度も言及することはありませんでした。そう、大切なのは私と過ごしている”今ここ”だということを理解されていたんだと思います。

目に見えないもの＝感情こそが大切

同じ会社に勤めていながら、こんなにも人生を楽しく生きている女性と、思い悩んでばかりいて退職することにした私、この間にある違いとはいったい何なのかと考えてみました。

するとふとコーチングを受ける中で出会った、ある言葉を思い出しました。

大切なのは目に見えるものではなく、目に見えないものだ

今回の場合、目に見えるものとは、この会社で働くことです。

一方で目に見えないものとは、幸福感や、わくわく感、期待感、好奇心、向上心、信頼感、敬意、愛情、親近感、所属感、安心感、優越感といった感情になります。

大切なのは、この会社で働いていることではなく、幸福感などを得られているか、ということです。私は幸福感を得られず、その女性は得ているという現象は、この会社に勤めているという現象以上に重要な事実です。

ということは、幸福感を得られていない私は、この会社に勤め続けなくていいということになります。なぜなら本当に大切なことは幸福感を得ることであり、手段は二の次だからです。

その会社で働くことで幸福感を得られているか

コーチングを通して知ったもう一つ重要な考えがあります。

人は何かをすることが目的ではなく、そうすることで得られる感情を求めて行動する

今回の場合で言うと、その会社で働くことが行動の目的ではなく、そこで働くことで得られるであろう安心感や優越感、幸福感を求めて、人は職場や職業を決定するということです。

私の場合は、目に見えないもの＝感情を、この会社で働くことを通して得ることができないと判断しました。一方でその女性は働くことを通じて、こういった感情を得られているのでしょう。幸せだから、この会社で長く働きたいと考えていることでしょう。

なお今の私は、別の手段（コーチング）によって幸福感を得られているため、相手の幸福感とシンクロすることができました。おかげで共感が生まれ、会話が弾んだんだと分析できます。

以上のように分解・整理してみましたが、いかがだったでしょうか。

まだまだ言葉足らずな部分があったと思いますが、このテーマはまた別の機会にも取り上げて補足したいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。それではまた次回！（１７１５文字）