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絶望のその日まで、希望の種を蒔き続ける

もう何度もあちこちでしている話だけれど、
夫のデザイナーとしてのたちかえるところは、
「デザインは世界をよく出来る」ということにある。

何年か前、まだ夫と一緒に働きはじるまえに、
「アズノさんさ、デザインは世界をよく出来るっていうけどさ、できなかったらどうするの?デザインで、世界をよくできないかもしれないじゃん。
こわくないの?」と、聞いたことがあった。
こうすれば世界は良くなる、そう信じて動いた結果、よくならなかった。そうなったときの、絶望や虚無感を想像したら、なんだか心が折れてしまったのだと思う。

そんな私に夫は、
「出来なかったとしてもそれでもいいんだよ、そうやって生きたかどうか、どうやって生きるかだからね。出来ないかもしれないけど、出来るかもしれないよ。」といつも通り、にこにこと返してくれたのだった。

この夏に友人からおすそ分けしてもらった野口のタネの野口さんの
「絶望のその日まで、希望の種を蒔き続ける」
という言葉に、このときの夫の言葉が重なる。

リビセンは、世界をよく出来るかもしれないし、
世界をよく出来ないかもしれない。
でも、出来るかもしれない。出来るかもしれない。

リビセンが世界をよくできるかもわかんない。
でも、私達はそこに可能性や未来を見てしまったから、
楽しみを見つけてしまったから、そこに生きて、蒔いてみようと思います。
いまの私の、希望の種だな、リビセン。



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