見出し画像

カラオケ


昔から、あまりカラオケに行く習慣はない。カラオケ好きな人が近くにいたならば、たまに付き合うことがある程度で、歌うこと自体そんなに好きでもない。主に聞く音楽は洋楽で、邦楽には少し苦手意識がある。歌詞がメロディになっていないような…朗読にB.G.M.ついてるみたいな曲が苦手で、ポエトリーリーディングも苦手だ。歌自体がメロディになっているような、人間の声も楽器になっているようなものでないと苦手なのだ。それは、脳みその処理によるものかもしれない。音楽を聴く上で、朗読みたいなものが邪魔なのだ。右脳で楽しんでいるのに、左脳が茶茶を入れてくるみたいな感じだろうか。

(オマケ。うっかりポエトリーリーディングに行った時のお話)


ところが最近はカラオケに以前より興味がある。カラオケが好きな人が身近にいるせいもあるのだけれど、脳トレになることに気づいたことが大きい。あと運動にもなる。ラップみたいな早口言葉みたいな歌詞を追うと、舌も脳みそも肉体もズレまくる。それを必死で合わせようとするのは、進化もしそうだし老化防止にもなりそうだ。なのであえて早いテンポの曲や、歌が上手そうな歌手の歌を選曲している。もちろん、歌えそうな範囲での選曲だが、ちょっとずつ背伸びもする。自身の歌い方をする、というのではなく、歌を聴いて耳コピしてモノマネするように歌うスタイルだ。なので本人が乗り移っているようなイメージが上手くできた時が上手く歌える。スポーツにも通じるものがある。イメージがどれだけできるかで決まる。絵を描くのもデザインするのも同じだな。歌もイマジネーションが大事なんだな。


歌はあまり上手くない、と思っているし(なんかたまーにすごく上手く歌える時もあるのなんで)人前で歌うなんて恥ずかしいと思う方だ。でも上手く歌えるようになれば、人前で歌いたくなるものなのかもしれない。脳トレしながら上達したら、いつか歌っているところを見せることもあるかもしれない。私にもまだ恥ずかしいことが残されていた。なりきり演技力みたいなのも恥ずかしい。恥ずかしいことは積極的にやっていったほうがいい。


しかし、歌って気持ちがいい歌と、聞きたい歌と、歌ってみたい歌はなかなか一致しないものだな。特に邦楽を聴く習慣がないから、カラオケ用にインプットしないとならないし、なかなか覚えられないからレパートリーが増えない。20年くらい歌っているような曲もある。しかも覚えきれていなかったりする。洋楽は歌ってみても今の所あまり面白くない。最近レパートリーに加わったのは『優里』の『ドライフラワー』だ。彼の他の曲は知らないのだが、YOUTUBEチャンネルを拝見した際に、何度も楽しげに歌っているのを観て覚えた。先日初めて歌ったところ、ビギナーズラック的に90点が出て、少し気を良くした。あの点数はあてにならんなとも思いつつ、悪い気はしないものだ。


なんか全体的にじいさんみたいな文章になった気がする。苦手そうに少し引いた目線にじいさん感があるのだろうか。全体的にどうでもいい話に仕上がっているけど、右脳と左脳の使い方のところが今回の味噌だ。脳味噌の話なだけに。(じいさん感で終わる)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?