気持ちに慣れていく、ということ

外から聞こえる小さな子の声とか
公園で遊んでる子供とか
街を歩く親子とか
インスタでふと見ちゃう赤ちゃんの写真とか
ショッピングモールのベビー服売り場とか
友人や同僚が話す子供の話とか

悲しいなぁ寂しいなぁ可愛いなぁ
そういう気持ちは毎回毎回出てくる
どうして私にはいないんだろうなぁ
いなくなっちゃったんだろうなぁ
いたのになぁ
楽しみだったのになぁ
きっと可愛かっただろうなぁ
繰り返し繰り返しそういう気持ちが出てくる

だんだんと、慣れていく
気持ちに、慣れていく

大きな波だった感情の揺れが
少しずつ穏やかな波になっていく感覚
それが慣れていくっていうことなんだろうと思う

だけど決してこの波は消えないと思う
もしまた命を授かることができたとしても
決して同じ命は無い
一緒に思い出を積み重ねられなかった、という事は変わらない
決してこの波は消えないと思う

だけどそれでいいんだと思う
川も湖も流れがあって小さい波が起きたり、
水面に風が当たったりして、揺らぐから、
太陽の光に当たったときにキラキラする

今のこの、きっとずっと消えないこの、
揺らぐ気持ちは
キラキラするものだと、思いたい

読んでいただきありがとうございます!支えられてます!