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見えない障害のあるお子さんが性被害に遭わないためにできること

「見えない障害」とは、
発達障害や知的障害などを
まとめた表現の仕方です。

診断名ではありません。

性被害者のうち、
障害のある人の割合はどれくらいなのか
私もよく分かりません。

Googleでちょっと調べてみましたが
すぐに検索できるものではなさそうです。


私は今年、ご縁があり、
発達障害のお子さんたちに
性教育をする機会をいただきました。

それは、あるママさんからの
ご提案だったのですが、
最初、私は自分にはできないだろうと
そう思っていたのです。

その理由は
私が性教育に対して
良いイメージを持っていなかったこと、
私自身が性被害者であること、
そして、何よりも
発達障害のお子さんに
何をどこまで教えたら良いのか
整理がついていなかったこと。

これかが私の中にありました。

でも、私自身の活動の基盤である
TEACCHプログラムの理念を
思い起こして、
自分自身と対峙したのです。


いろいろと考えた結果、
私は、性教育をすることにしました。

お子さんたちのため、もありましたが、
何より私が性教育について
何も知らない状態でした。

これでは、誤りだけの知識をもった母親のまま、3人の子どもの子育てをし続けてしまう。

そう気づいたのです。


これまで私が目を背けてきた
性教育。

これを約1年かけて
学んだり教えたりしながら
今年を過ごしてきました。

だからこそ、
今日のタイトルは、
性被害に対してのこれまで以上の
思いを込めさせていただきました。

文字だけではお伝えしきれないことも
多分にあると思います。

それでも私は
性被害をなくしたいと
ますます強く思うようになりました。


今回は、
お子さんたちの「性」と「生」を
どう育み、自己防衛できるようにするかを
考えてみます。


以下のマガジンは、
これまで私がしてきた性教育を
まとめた内容になっています。


以下は、自宅でかんたんにできる
おうち療育について
無料で学べるメール講座です。


性被害もそうなのですが、
犯罪に遭ってしまいそうな人は、
グレーゾーンや軽度と言われる
人たちの方が多いのではないかと
私は思っています。

特に、福祉のサポートがない人は
要注意だと思うのです。


そういうことを考えると
私にできることは
性教育以外にも
まだまだあるなぁと考えたのが
この記事です。


それでは、
ここから先は、さらに考察していきましょう😊


今日もよろしくお願いします。


1.プライベートゾーンを知る

あなたは
「プライベートゾーン」を
ご存知でしょうか?

そして、日頃から
どれくらいお子さんに
意識させているでしょうか。

「恥ずかしいから」という言葉では
通用しないのが見えない障害のお子さんです。

特に知的障害のないタイプの
お子さんであれば、
ますます学術的に
教えることで理解が深まります。


一般的に、プライベートゾーンは
「水着とマスクで隠れる部分」と
教えます。

学校でも学ぶのですが、
お子さんたちは忘れてしまいますから
家庭での学びが大切です。

そして、
このプライベートゾーンが
どのようなものなのかを
教える必要がありますので、
あなたも是非教えてください。


私がお子さんに教えているのは
「プライベートゾーンは自分で決める」
ということです。

こう伝えると、お子さんたちは
混乱してしまうでしょう。

でも、それを伝える前の準備を
万全にすることで
「自分で決める」ができるのです。

このことは、
この記事の第3章に通じるところなので
とても大事なことだと私は思っています。


プライベートゾーンについて
どのように教えていくのかは
以下の記事をご覧ください。

もし、eラーニング動画や
個人レッスンが必要な場合、
記事をご購入していただくと
お子さんもあなたも
レッスンを受けることができます。

お気軽にお問合せください。


2.セックスを知る

セックスについて
学校で学べることは限られています。

なぜなら、性教育自体の
授業時間数が非常に少ないからです。

特に東京都の場合、
教育委員会が慎重になっているので
大切なことまで教わらない可能性が
高いです。

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