生きることが目いっぱいイヤになっても

冬は寒いから苦手。

かといって、夏は夏で暑いし、春先は雪が溶けて道がぐちゃぐちゃになっているし、秋は銀杏が潰れていて街中不快なニオイに包まれていたりする。

出掛けるのも面倒になって家の中にある食材で食いつなぎ、それすら尽きて出前に頼り、仕舞にはゴミ出しの曜日まで間違えたりして。

こういう怠惰な、というよりも、もうどうにもならない日が、月に最低2、3回は来ます。

連続で来ることもあるし、ある日突然、その日だけめちゃくちゃにどうしようもなくて、翌日にはケロっとしていることもあって。

おそらく何かが原因で失調しているだけだと思うのですが、こういうときは失調かどうかを判断するのも煩わしくなります。

それが行き過ぎると、「ああ、もう面倒だし死んでもええか」と思い始めてしまったり。


実は、それは割と、どこにでもあり、誰にでもあり、いつでも起こりうるのだと思います。


僕もつい先日まで、そんな思考に取りつかれて、どうしていいか分からなくなっていました。

しかし、意外にもこんなどうしようもない僕にも「死んだら寂しいかな」と言ってくれる友人がいました。

「お前は言い出したら聞かないから、どうせ言っても無駄なんだろうけど、でもまあ、いなくなったらいなくなったで、寂しくなるなって思うね」と。

僕は、過去に後輩を自殺という形で失ったことがあります。

その時に僕が感じた、
「あー、あいつ死んだのか。馬鹿だなあ。言ってくれれば、酒の一杯でもおごって話聞いてやったのに。馬鹿だなあ。寂しくなるなあ」
というあの気持ちを、誰かにも持たせてしまうのかもしれない。

それを思い出すだけで、僕はまだもう少し、なんとかダラダラ生きて、再浮上するきっかけを待とうと思えています。

「君は一人じゃない」
「お前の死のうとしている明日は、誰かが生きたくても生きられなかった明日なんだ」

そんなのが心に響く人もいるのかもしれません。

ですが、僕は「あなたが友達と思っているくらいの間柄の人に、一生消えない傷を負わせることになりますよ」と言いたい。

自殺を考えていた過去の自分に対しても。

……まあ、本当に追い詰められてる時って、そんなこと言われても「知らんよ」って感じにはなるんですけどね。

それから、誰かのツイートで見た、
「自殺しようと思ってるときは、基本的に正常な判断ができる状態じゃないから、生き死に含めて取り返しのつかないような大きい問題を決定すべきではない」
という言葉。

これも、本当にその通りだと思います。

ちなみに、僕はまだ社会から受けた各種恩義・経済的利益を返しきれてないので、その辺含めてもう少し生きておく「義務」もあるなと思っています。


まあ、僕のことはともかくとして。

日が短くなってきて、気温も下がるし、本当に気持ちが浮かなくなってくる季節なんでね。

皆様もメンタルヘルス含めて体調にはお気を付けください。


僕ですか? やる気スイッチを探してパルデア探検してる毎日です。

ポケモンたのしーッ!!

明日は仕事頑張ります。


東谷駿吾
Twitter(@az_official_s)
YouTube(キセルズ)
ニコニコ(キセルズ)

第八回文学フリマ福岡新刊『猫を探しに』はこちらからどうぞ。

よろしければサポートをお願いします。 いただいたご支援は活動費として使用させていただきます。