問.なぜ高校生の通学カバンは重いのか

通学カバンが重い。重すぎる。比喩ではない、肩が潰れる。

先日、電車の中でのカバンに対するマナーについての記事が話題になった。どうやらほとんどの人が車内での迷惑行為第一位としてカバン関係を挙げているらしい。例えば、床に置くな、網棚に上げろ、前にかかえても無駄。(ちなみに背負ったまま満員電車はどう考えてもご法度であると思う)そんなこと言われたって、じゃあ持ってみたらええねん、というのが現役高校生である私の言い分である。毎日10kg超の荷物と共に片道一時間半のサバイバルをしているのだ。

何が重さの原因か。答えは単純で、教材たちである。
具体的に言うと、資料集、図説、問題集。数学なら、チャートと教科書傍用の問題集。世界史なら、問題集と予習復習用の分厚い教科書と分厚い資料集。私の学校では、理科社会の全てに資料集か図説を用いるため、毎日の学習では手放せない。
(ちなみに、2020年から教材の電子書籍化を進めるらしいが、もう私たちは高校生である。だが未来の子どもたちの肩と背中を守る為にも是非進めてほしい。)
加えて、予備校での授業用テキストとノート、予備校の自習室でやる問題集とノート。学校が終わってから予備校の授業開始までに、一旦家に帰って荷物を取る暇などない。つまり、学校に全てを持っていかねばならないということだ。
日によってはパソコンを持っていくこともある。持ち運びやすいようにと小型のノートパソコンを買ったが、それでもある程度の重さは加わる。

今日の荷物は11.5kgだった。いつもより重い。テスト期間だからだ。

良識のある大人たちに尋ねたい。

これでも、混雑した朝の電車で荷物を網棚に挙げなければならないか。これでも、リュックを床に置くなと言うのか。

もしも私の言いたいことがわからない方がいれば、申し出てみてほしい。10kg超えのリュックサックを持って満員電車に乗れば、理解できるはずだ。

20180225.誤字修正

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