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コロナによって「時間という最も貴重な資源を活用できるか」を試されている。そろそろ気付いてもいい頃じゃないか。

こんにちは。
NPO法人コミュニティ事業支援ネットで、学生支援や市民活動支援や就労支援をしているアズマです。
そろそろ変わろう。
私は2020年4月16日のFacebookでも書いたが、
コロナ禍は「休め」と言っているのではなく「変われ」と言っているのだと。ネット・パソコン・スマホ・SNS・・様々なツールが登場し、人が働き・暮らす環境も大きく変化した。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために求められているのは「行動変容」だ。」と。
https://www.facebook.com/to.azuma/posts/3791249524279734
かれこれ4か月ほど前の話である。

社会は確実に変わっている。
働き方も、学生生活も。

昨年から「わたしのキャリア研究会(通称:わたキャリ)」という事業を兵庫県から受託し運営している。
目的は「早期の女性キャリア支援」
次代を担う女子学生が、就職をして社会の一員として働くためには、自分自身のライフプランを考えた上で、キャリアプランを設定することが重要です。 「わたしらしい働き方」を大学1~2年生のうちに考えることによって、就職活動に際して、自分にマッチした企業選びにつなげることができる。

「わたしのキャリア研究会(通称:わたキャリ)」という名称は、
恥ずかしながら、私が名付けた。
主語を「わたし」にしたかったのだ。

誰でもない「わたし」は、何にでもなれるのだから、早い時期から多くの人や情報等に触れ、「わたしらしい働き方」を見つけてほしい。
そう願っている。

昨年は59名の女子大生が参加してくれた。最終フォーラムは3月の予定だったが、新型コロナウイルスという敵を目の前にして、無力にも成果発表する機会をなくしてしまった。残念だか仕方がない。

そして、今年。7月から始めた募集、たった1か月で128名の参加者を集めている。応募は156名。そのうち28人の辞退者が出たが、理由は「学費のためのバイトが忙しくなりそうだ」や、「オンラインからリアル授業に変わりスケジュールがタイトになってきた」等、もったいないが、やむを得ないと納得できる。

しかし・・。
理由がほぼ見当たらない学生も中にはいる。はっきり申し上げて、大学の力量が大きく影響している。最も恐れている「大学間格差」が顕著に出ている。単純な偏差値のことではない。

学生たちの温度がこれほどまでに変わってしまうのか。このコロナという感染症で、会えずにいることで、関われないことはこんなに人を変えてしまうのか。大学によってこんなに差が出てしまうのか。
良い意味でも、悪い意味でも。

正直に言えば、4月からのたった4か月で、学生たちは2週半くらい差がついてしまった。(あくまで私の感覚的なものである)
コロナがなかった去年は、各大学間の差も、学生同士の差も、感覚的に恐らく半周違いくらいだった。努力すれば、半年で巻き返せる程度の距離。

コロナと生きるこの時代で大きく変わったのは「時間という最も貴重な資源の使い方」なのかもしれない。
ネットの検索結果は、君と私では答えが違う。
YOUTUBEのおススメも、グーグルの検索結果も、全部、新しい情報なんて実はほとんどない。君が好きそうな情報をピックアップして並べてくれているのだから、気持ちはいいかもしれないけれど、まったく知らないことなど出てこない。

わたしたちは、コロナによって生まれた空白の時間の価値を最大限に生かせるように、丁寧に丁寧に生きる。時間を使う。

間違いなく差が出るだろう。出てしまうだろうと思う。
もう締め切ってしまったので、情報を手に入れられなかったみんなには、申し訳ないが、それも「これまでの時間の使い方」の結果が出てしまったということだ。

今年のわたキャリは、きっとすごいことになる。
とんでもなく楽しみである。

そして、残念ながら「大学間格差」はもう止まらない。コロナで加速する。


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