既婚者はなぜ独身者に結婚を奨めるのか。
1 結婚を奨めるのは本当にあなたの為?
「お前さんも早く嫁を貰いなよ」
このようにお説教を垂れて来る既婚者さん、あなたの周りにも居ませんか?
特に三十歳を過ぎると、このような言葉を掛けられる回数が増えますが、そのような人達は決まって「俺はお前の将来を心配して言ってんだぞ」と恩着せがましい言葉を浴びせてきませんか?
私自身も何度も経験して居ます。いやあ、鬱陶しいです。
ここで少しだけ立ち止まって考察しましょう。
あなたに結婚を勧める既婚者達は果たして本当に「結婚は幸せだ 」と感じているのでしょうか。
本当にあなたの為を思って結婚を勧めているのでしょうか?
2 既婚者の現実
あなたに結婚しなさい、結婚してこそ一人前だと得意気にお説教を垂れて来る既婚者達は果たして本当に結婚生活を謳歌しているのでしょうか?
ここに非常に興味深いデータがございます。リンク先の記載通り、日本家族計画協会の調査によると実に既婚者の6割以上がセッ※クスレスであるとの由。勿論肉体関係の有無のみで測り切れない部分もございますが、多くの夫婦(既婚者)はお互いに深刻な不満とコミュニケーション不足を抱えている事が明らかです。
勿論、彼ら既婚者も出会った当初は熱愛カップルだった事でしょうが、年月を経るうちに お互いの心の距離が離れ、やがては同じ部屋にいるだけで不満を抱くようになった訳です。
結婚生活に満足している 既婚者はそれほど多くはない。否、むしろほとんどいないでしょう。
3 同じパートナーと生涯寄り添うことの困難
ここでもう一歩 考察を進めましょう。
彼ら彼女ら既婚者が独身だった頃、今のパートナーと婚姻関係に至る迄に多くの異性と関係を持ってきたはずです。
それが 婚姻届を提出するや、他の異性との関係を封じられ、一生涯特定の相手との惰性化した関係性を求められます。
元来人間は一生涯特定のパートナーと寄り添うような 一夫一婦制には不向きです。そもそも離婚を認めない倫理規範、離婚を困難ならしめる婚姻制度で男女を不必要に縛る事自体、生物学的な本能に反しています。
何十年にも亘り生物学的な本能を押さえつけられることほど、不愉快なことはないでしょう。既婚者は毎日毎日、このような不満を抱え込んでいます。
4 既婚者の目に映る独身者:羨望の眼差
他の異性と交わりたい、より多様な遺伝子を継承した多様な 子孫を遺したいという生物学的な欲求を法制度や倫理によって無理やり押さえつけられた既婚者の目の前に、まだ結婚していない、自分の行動と努力次第で好きなように パートナーを選べる独身者がどのように映るか、想像に硬くありませんよね?
「自分たちが如何に求めても得られない価値」、即ちデートやセッ※クスの相手を選ぶ自由を、目の前で謳歌している独身者が羨ましくて仕方が無いのです。仮に目の前の独身者に現時点で交際相手がいなかったとしても、今後の努力と行動次第では交際相手を得られる可能性もあります。しかも独身者は婚姻制度という法規制やそれに付随する倫理体系に縛られず、自由に行動することができます。
さあ、この段階で既婚者側の独身者に対する 羨望と嫉妬は頂点に達します。
しかも世間体があるため、「ああ、羨ましいぜ、このやろう!!」とは言いづらい。
5 羨望と嫉妬の裏返し
そこで既婚者達は既婚者に対し、優しい人生の先輩のふりをして、「なあなあ 君たち、結婚はいいものだぞ」「結婚してこそ一人前 だぞ」と囁くに至りました。
目の前で独身者たちがデートやセックスの自由を謳歌しているのが目障りで仕方がないから、独身者を既婚者にする事で自分達と同じ不満や不自由を感ぜしめようとした訳です。
「私たち 既婚者は自由な独身者が羨ましくて妬ましくて仕方がないんだよ。だから 君たちも早く結婚して、私たちと同じ 不自由と不満を味わいたまえ」というのが世の既婚者たちの本音です。
現代の日本においては、独身である限りデートも肉体関係も自由です。何股掛けようが、法的責任を問われることはありません。しかし既婚者の場合、不貞行為による損害賠償請求を受ける可能性がございます。
6 魅惑的な墓場としての結婚生活
結婚は墓場だとよく言われますが、ほとんどの既婚者たちも嘗ては先輩既婚者から「結婚してこそ 大人だ、結婚は素晴らしいものだ」と吹き込まれ、結婚という脱出困難な墓場に足を踏み入れてしまいました。しかも彼ら既婚者の多くは、先輩達が自分達にやったのと同様に独身者を結婚という墓場に引摺り込む側になりました。
7 墓場の誘惑に勝て
世の中には結婚を美しいもの、素晴らしいもの、大人の象徴として称揚する商材が溢れ返っています。
学校教育や青少年向けのアニメ、ドラマで結婚は素晴らしいものであると 吹き込まれた男女は、マッチングアプリや 婚活パーティーに課金してまで、必死に 結婚相手を探します。
実際の結婚が人生の墓場であることも知らずに、いざ結婚してから後悔することになります。
こうならないためにも、まずは結婚という 墓場の実態をよく見極めましょう。
甘い誘惑、幻想に溺れ 足を踏み入れた先は抜け出すことのできない 泥沼かつ人生の墓場です。
どうしても異性と関係を持ちたければ、ナンパイ風俗で十分ではありませんか。
一度きりの大切な人生を棒に振らないためにも、少しだけ賢くなりましょう。