《童話》ふしぎな色の木【AI共同作品】
むかしむかし、ある森の奥に「色の木」というふしぎな木がありました。この木は、みんながどんな気持ちで過ごしているか、どんなことをしているかを、そっと見守る木でした。
この色の木には、ひみつがありました。だれかが「いい気持ち」を出すと、木がうれしそうに「ポン!」とやさしい色の実をならせるのです。その実はまるで、ふわふわの雲みたいにやわらかで、キラキラと光るまほうの実でした。
でもね、反対に「いやだな」と感じる気持ちがそのまま木に伝わると、ちょっとびっくりしたように「ドサッ」と別の色の実をならせるんです。その実は、少し重たくて青みがかっていて、つめたそうな見た目をしていました。
森の動物たちは、この色の木をとても大切にしていました。なぜなら、その木はみんながどんな気持ちでも受け止めてくれる、優しい木だったからです。
ある日、小さなウサギのモモが何かに悩んでいる様子でした。仲の良いきつねのアゲビと話しているとき、モモは時々、胸の中がもやもやして、どうしても落ち着かなくなるのです。アケビは、たくさんの小さな嘘をつくのです。
「どうしてアゲビは、そんなにたくさん嘘をつくんだろう?」と、モモは心の中で考えました。
ある日、アゲビが「昨日、大きな虹の橋を見たんだよ。わたしだけが見えたんだから、すごいでしょ!」と言ったとき、モモの胸の中で嫌な気持ちがわき上がりました。
「アゲビ、ほんとに見たの?そんなにたくさん嘘ばかり言うと、みんなが信じられなくなるんだよ」と、モモは少し悲しそうに言いました。けれど、アゲビはにやにや笑って、「まあ、いいじゃないか!」と答えるばかりでした。
その日は何だか心が重たくなって、モモはひとりで色の木のそばに座りました。モモのもやもやした気持ちは色の木に伝わり、木は青みがかった重い実を「ドサッ」とならせました。モモはその実をじっと見つめて、心の中の気持ちを整理しようとしました。
色の木がそっと葉を揺らして、モモにささやきました。
「モモ、嫌なら無理しなくていいんだよ。でも、どうしてイヤなのか、少し考えてみてごらん。心にふたをしないで、そっと見てみるんだ」
モモは「どうしてだろう?」と考えてみることにしました。しばらく考えているうちに、少しずつ自分の気持ちが見えてきました。
「わたし、アゲビが好き。でも、アゲビの嘘がたくさんあると、だんだん本当のことがわからなくなって、悲しくなってくるのかもしれない」
そう気づいたとき、色の木が「ポン!」とやさしい色の実をならせました。それは、ほんのりピンク色で、あたたかくふんわりとした見た目でした。その実はまるで「モモ、よく考えたね」とほほえんでいるように見えました。
モモはその実を手に取って、にっこり笑いました。
「そうか、色の木は、わたしたちの気持ちをちゃんと見てくれてるんだね。イヤな気持ちも大事にしなきゃいけないんだね」
翌日、モモはアゲビに会いに行きました。
「アゲビ、わたし、きみのことが好きだよ。でも、嘘をつくときはちょっと悲しくなるんだ。本当のことを知りたいから、わたしには本当のことを話してほしいな」
アゲビはびっくりして、しばらくモモを見つめました。そして、少し照れくさそうに笑いながら言いました。
「ごめんね、モモ。ぼく、つい面白くて嘘をついちゃうんだ。でも、きみがそう思ってたなんて知らなかったよ。わかった、これからはもっと本当のことを話すようにするね」
それからアゲビは少しずつ嘘をつくことをやめ、本当のことを話すようになりました。モモも、アゲビと一緒にいるときに感じる心のもやもやが減っていき、ますます仲良くなりました。
色の木は、その日も風に揺れていました。まわりには、モモとアゲビが一緒に育んだやさしい色の実がたくさん実っていました。
あとがき
思いついた文章を元に、ChatGPTに小説を書いてもらったところ、素敵なストーリーを考えてくれました。
ついでに、ストーリーに沿ったイラストをお願いしたら、可愛いイラストも作ってくれました。