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【第一回】寺マルシェ @感通寺 HAHA*TO-CO プロジェクト こどもの鍼 体験会 #1

こんにちは。東です。

この度、「お母さんとお子さんの支援活動」の一環として、助産師・真木先生と運営している【HAHA*TO-CO(母と子)PROJECT】!

感通寺さん(寛永7)にて『おやこ鍼・こども整体 体験会』させていただきました!

その日の様子と感想を書いておきたいと思います!

目次
1.感通寺・毘沙門天
2.寺マルシェ

 (1)準備
 (2)始まるよ!
 (3)まとめ
3.最後に


1.感通寺・毘沙門天

10月22日(土)の10:00~15:00の5時間で、お寺を借りたマルシェ(市場)を開催しました。

参加されたお店の数は19店!入場者も300人以上いらしてに賑わいました!

場所はこちらの感通寺さんです。


▼感通寺のご紹介

当寺は寂陽院日建上人によって、寛永七年(1630年)に創建されました。
山号は本国土妙・寺号は「感応道交・神通之力」本妙山 髙田 感通寺とされています。
松平越後守の下屋敷高田御殿後にあり、衆生に機縁があれば、仏の力が自然に応じて、衆生の感と仏の応とが互いに相通じ相交わるとの願いが込められた寺院です。

引用:感通寺の由来と多聞天

寛永七年(1630年)に創建とありますから、今から400年近く前に建てられたお寺なのですね。

1637年 (寛永14年)が島原の乱ですので、かなり古いお寺です。この時代に活躍した人物としては、柳生 宗矩(1571年〜1646年)、沢庵 宗彭(1573年〜1645年)、徳川 秀忠(1579年〜1632年)、春日 局 (1579年〜1643年)、林 羅山(1583年〜1657年)などがおるそうです(◎_◎;)
〔引用:Weblio 辞書|1630年の意味・解説

感通寺には毘沙門天がおります。とある故事に由来して「開運出迎泥足(でむかえどろあし)毘沙門天」と言われているそうで、なにやら他のお寺とはちょっと違う霊験あらたかな毘沙門天として信仰されているそうです。
〔引用:感通寺の由来と多聞天


▼毘沙門天(多聞天)

感通寺さんの毘沙門天を撮りたいと思ったのですが、奥に鎮座しておりお顔を拝見することができませんでした。

この奥にいます。


今回は、戸塚宝蔵院の仏像ギャラリーさんから毘沙門天のお写真を拝借致します。

毘沙門天|全体像
〔参照:戸塚宝蔵院 仏像ギャラリー
毘沙門天|アップ
〔参照:戸塚宝蔵院 仏像ギャラリー

毘沙門天には色々なご利益があるとされていますが、私個人が良いなと思うポイントは、別名「多聞天(たもんてん)」と称されている所以にあります。

【お釈迦様のお言葉を多く聞き、言葉を聞き逃さない】

毘沙門天は、お釈迦様の言葉を多く聞いた智慧の神として描かれる。また、毘沙門天はお釈迦様が衆生に説法した時、お釈迦様の最も近くで多くのこと聞いた神様としても描かれています。
また、お釈迦様のお言葉を聞き漏らさないというだけでなく、衆生の言葉も聞き漏らさないということから、一般の人の悩みを聞きご利益をくださるとも考えられるようになります。

引用:神仏.ネット|毘沙門天とは

人の話を良く聞く。ただ話を聞くだけでなく「聞き漏らさない」。これは非常に重要な態度だと思い、自戒としても印象的な毘沙門天でした。


2.寺マルシェ

さて、ここからが当日の様子です!一気に行きます!

(1)準備

9:00から集合して出店者の皆さまで準備。


寺マルシェで準備
私は準備を終えて、境内を散歩。
あ、神様おる。
観音様でした。今日はよろしくお願いいたします。

(2)始まるよ!


外でも声をかけています。
ポツリポツリといらしてる。
すぐにお一人ご来院。嬉しかったです。
共同出店しているCache-cache coucou!
助産師で均整師の真木さんにも患者さんが来たぞ。
チベットのご出身の方も。
どんどん賑わってきた。
お~、続々といらして下さった。
お子さんも来たよ!

(3)まとめ

あっという間の、5時間でした。

真木さんも私も、満員御礼。

感謝感謝でした。

やむなくお断りする方もいらして、次回は対応できるように時間・導線・案内など、効率よくできるように考えたいです。


正直なところ…

寺マルシェが始まる前は、『お一人でも来てくれたら御の字。参加することに意義がある』という気持ちでいました。でも、意外や意外。

多くの方に鍼を体験して頂けて、からだの変化を感じて頂けました。

よかったです( ;∀;)


その中で、改めて気づいたこと。

鍼を受けたいと感じている方は、私の想像している以上にいらっしゃるのでは、ということです。しかも、老若男女問わず

それから、ある意味ゲリラな鍼療だから、この一瞬で患者さんと以心伝心する集中力は、普段の臨床とは一味異なるピッチ(勢い)がありました。

患者さんも、体験会とはいえ見知らぬ初対面の私に、身体に鍼を刺し入れることを許すわけですから真剣です。

一瞬たりとも、私の眼を放しません。一挙手一投足を、真剣な眼差しで見ています(バッチバチに感じます)。

それでも数分の鍼を終えた後には、からだが軽くなったり暖かくなったことを感じて貰い、初体験の一齊堂の鍼にホッとされているご様子が新鮮でした。

後は、大きく3つのパターンの受診動機があったことです。ちょっとまとめてみます!

一つめは、鍼が初めての方。

特に多かったのは、「興味はあったけど、どこに行ったらよいかわからない」「ちょっと敷居が高かった」「顔が見えない」ということでした。

二つめは、病院に通っているけど良くならない症状がある方。

腰が痛い・手首が痛いなどの症状から、感染症の後治りが良くない、内科的な症状があるなど、小さなものから大きなものまで。いずれにせよ「どこに行ったらよいかわからない」という意見は同じでした。

三つめは、かつて鍼を受けていた方。

ある方は地元の鍼灸院へ、ある方は都内の鍼灸院へ、ある方は海外赴任中に受けたなどなど。ただ、これまで通っていた鍼灸院が何某かの理由で通えなくなり、いわば「鍼灸ジプシー状態」となった方々でした。

この受診動機を聞いて感じたこと。

改めて、鍼灸師側からキチンと『東洋医学に基づいた鍼灸治療を行う人間がいます』とか、『東洋医学は幅広い症状に対応できます』とか、『現代医学の特徴も理解して、医療機関と連携・提携している鍼灸師もいる』という事を、きちんと知って貰えるように示すことが大事なんだ、ということです。

なぜならば、しっかりと明示した方が、それを求めている患者さんにとって親切だなと思ったからです。

知らなければ、アクセスできないですものね。

東洋医学的な考え方に基づいた『人間の治る力を導くこと』で健康を支える自然療法系の治療家の存在。

それは、患者さんの日々の体調を調え続けることで、元気が出たり、勇気が出たり、出来なかったことができるようになった結果、それはめぐりめぐって社会全体にとって良いことなんだということを思いました。

非常に学びになりました。


3.最後に

企画から準備・片付けまで運営を切り盛りしてくれた寺マルシェ運営の皆さん、快く場所を提供して下さった感通寺さん、出展された方々の和やかな雰囲気、ご来店下さった皆様。

お誘い頂いた真木さん、手伝いに来てくれた一齊堂のジェネラリスト・てんき君。いつもありがとう!


みんなで片付け
初開催 寺マルシェお疲れ様です!
ありがとうございました!



今回も読んで頂きありがとうございます。ISSEIDO noteでは、東洋医学に関わる「一齊堂の活動」や「研修の記録」を書いています。どんな人と会い、どんな体験をし、そこで何を感じたかを共有しています。臨床・教育・研究・開発・開拓をするなかで感じた発見など、個人的な話もあります。

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