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赤坂大歌舞伎備忘メモ

ジャニオタ、歌舞伎を見る。vol.18

初心者なのをいいことに、あーだこーだ言って後で自分で笑う用の備忘録です。悪しからず。
さすがにラストだと思って、ACTシアター、ほんとA席手前の手摺のことは一生許さないけど、今までありがとな…と思って訪れました。そう、開演するまでは………


廓噺山名屋浦里

涙が出るほどよかったです。本当です……
今日この日のために私は歌舞伎に通い始めたのだなと思いました。(ツッコミ待ち)

初めてイヤホンガイドなしで見た演目で緊張していましたが、台詞わかるしお話も面白いし、華やかでとっても好きでした。
会場がなんとなく盛り上がっていて、そのリアクションも含めて楽しかった。
特に、浦里が寄り合いに登場する時、あまりのレベチな輝きに(ほんと語彙がなくてすいません…)、わぁっと、皆さんのマスクの中の小さな呟きが重なってそこそこの音量になっていたことに感激しすぎて、ここで既にうるっときた。

それから、言わずもがな、最後浦里を見送るシーン。
想い人に向ける顔から女郎の顔になって行脚を再開する瞬間、切なくて美しくて、涙が出ました。
本当に本当に、七之助さん、美しかったです。

友蔵、どこで見たっけなぁと思ったら仇ゆめの舞の師匠だった。
虎之助さんのコミカルなお芝居、楽しくてとてもいいですね。そして、友蔵の役をジャニーズがやるとしたら誰かなぁ、やっぱ本命は照史くんかなぁ、でものんちゃんもいいなぁ、とか、考えちゃいました。

蛇足ですが、全然半沢直樹通ってない私でもさすがにわかる「詫びろ詫びろ〜」、面白すぎて超楽しかった。

中村屋の暖簾ほしいなぁ、と一瞬思って、思いとどまって来年のカレンダーを買いました。(思いとどまれてない)


越後獅子

二月大歌舞伎、連獅子ぶりの勘太郎くん。
筋書きを見て、一人?!とびっくりしたのですが、本当に立派で衝撃でしたね。
解説なしなので想像ですが(後で調べますが)、薪をくべてぼうっと息を吹き込む芝居、味があってよかった。

プリエみたいにしっかり膝を曲げて上下にご挨拶するようなところや、寝そべって肘をつく、カレンダー撮影かな?みたいなところは愛嬌たっぷりに、でもステップはしっかりと板を踏みしめて、凄いなぁと感心しきりでした。(少し布が顔にかかっちゃったりするのは可愛かった)


宵赤坂俄廓景色

まず登場、長三郎くんが亀蔵さんを振り返って見るところ、なぁんでもうそんな表情できるんだろう?とびっくりしたし、会場にもウケてた。

踊りは、鶴松さんと虎之助さんのシンメ、爽やかで、よ、よすぎ〜?!と思ったし、勘九郎さんはやっぱり岸くんだった(双方に怒られることしか言えない)。
長三郎くんが前に駆け出して七之助さんと勘九郎さんの間に入ってくるところ、最初かわいいなぁと思ってたら普通に所作が良くて驚いたし、勘九郎さんも頷いているように見えてキュッとなった。オチもほんっと最高でした。
(勘太郎くんが凄すぎて、越後獅子終わってから、芸能一家の兄弟って大変だなぁ、長三郎くん、がんばれ…!と超超超初心者のくせに勝手に心配していたのですが、秒で撤回しました)


規制退場しながらリピチケ売ってるのを目撃、松倉誕や代々木もあるので、少ないavailabilityではまるところがあれば……とうっかり残席表を眺めていたらすっごくいい席が2連で残っていたので、来週母を連行することにしました。(エーーーッ!)

というわけで、ACTシアターとはまだお別れできませんでした。来週も楽しみです。

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