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カメレオンズ・リップ備忘メモ

2021年4月17日マチネ。
年末のRENTぶりにクリエ入ってきました。

まず舞台セットがかわいかったんだけど、パンフ見たら先日観たばかりのプロムと同じ、石原敬さんだった。なるほど。

コメディタッチで始まって、面白いことが沢山起こるんだけど、最後はまじでゾッとする。
私の解釈ではエレンディラはドナだった(あと、ルーファスはドナのことが姉である以上に愛していた?)、ということなんだと思ったのだけど、とするとあの終盤のプロジェクション演出はなんだったのかわからなかった(後で観た方の感想を漁ろうと思います)。

ゾッとした・怖かった話に戻ると、私はSHOCKソリタリラストのピストル音でさえ、鳴るとわかっててもビクッとしてしまうのに、めちゃくちゃ人が死ぬから生きた心地がしなくて、物理的にもビクッとしてたから隣の人はいい迷惑だったと思う(本当に申し訳ない…)。
基本線としては明るくて、(罪嘘みたいに滑らずに←コラ!)ちゃんと面白いのにバンバン撃たれて人か死ぬ感じがなんとなくBANK ROBBERYっぽいなと思いました。


演者は、みんな凄くテンポ(ダンスで言うならグルーヴ)が合ってる感じがしてよかった。ギャグ的なところが滑ってなくて心地良い。
ルーファスがエレンディラを抱き締めるところは溜息が出るほどセクシーで涎垂らすかと思った。
最初、生駒ちゃんの台詞回しが上擦ってたのが少し気になったんだけど(あと冒頭のピアノはいくらなんでも+松下洸平さんとの比較で完全公開処刑なのでなんとかしてあげてほしい…)、最後まで見ると、狂気的な役柄だとわかるから、なるほどなと腑に落ちた。

最後に、先述のテンポとも絡む、物語と関係ないところで恐縮ですが、坪倉さんや松下洸平さんが台詞言い間違えて笑いに昇華していたり、生駒ちゃんが小道具を客席にアクシデントで落としちゃったのを迷いなく舞台から降りて松下洸平さんが拾ってあげていたり(本当に王子様かと思いました)、良いカンパニーだなと思いました!

チケットはこちらから→カメレオンズ・リップ

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