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スタートアップのスカウトとプライベティア、宇宙追跡技術で協業へ(spacenews翻訳9/1)

能力の最適な組み合わせとは

ワシントン発】宇宙追跡の新興企業スカウト・スペース社は9月1日、同じく衛星事業者向けの宇宙状況認識サービスに注力する新ベンチャー、プライベティア・スペース社と提携することを発表しました。

スカウトはバージニア州アレクサンドリアに、プライベイトはハワイ州マウイ島に拠点を置いています。

両社は声明で、「この協力は、スカウトのシステム・アーキテクチャとデータ収集能力をプライベティアのデータ・ソリューションと統合することに焦点を置いている」と述べています。

地球周回軌道のレンダリング

プライベティア社は、宇宙空間の衛星や破片を追跡するための可視化ツールWayfinderを開発し、民間や政府のソースからデータを取り込んでいます。「両社は、宇宙物体や宇宙現象に関するそれぞれのデータセットをさらに強化する共同サービスの構築を検討する予定です」と述べます。

Scout社の共同設立者兼CEOであるエリック・イングラム氏は、このコラボレーションは「初期段階であり、両社の能力をどのように組み合わせるのがベストかを検討しているところだ」と述べます。
将来的に共同製品が出る可能性は大いにありますが「その初期段階です」 と述べています。

スカウトは、宇宙空間のナビゲーションと監視のためにマシンビジョン技術を使用するセンシングペイロードを開発しました。
2021年6月にオービットファブの軌道上給油宇宙船で最初のものが打ち上げられ、現在運用中です。

「宇宙状況把握のための自社衛星を目指している」とイングラムは言います。
同社は、2023年末までに打ち上げられる予定のオーバーサットとして知られる宇宙状況認識用キューブサットを設計しました。

Appleの共同創業者スティーブ・ウォズニアック、リップコードのCEOアレックス・フィールディング、テキサス大学オースティン校のモリバ・ジャー教授が設立したベンチャー企業プライベティアのCEOトラビス・ブレイクは、「スカウトと協力して、デブリの追跡能力を高め、新しい宇宙経済における持続的成長を可能にできることに興奮しています」と述べています。
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