ロッキード・マーチン、小型衛星に特化した新工場を開設(spacenews翻訳8/6)
コロラド州デンバーにある20,000平方フィートの施設は、年間最大180個の衛星を生産
ワシントン - 数十年にわたり、米国政府向けにスクールバスサイズの宇宙船を製造してきたロッキード・マーチン社が、現在需要が高まっている小型衛星を組み立てるための新施設を開設しました。
ロッキード・マーチンの2万平方フィートの工場は、コロラド州デンバー近郊のウォータートン・キャンパスにあります。
ロッキード・マーチンの宇宙データ輸送担当シニア・マネージャーであるケビン・ハッテンホフ氏は、スペースニュースに次のように語っています。
この施設で製造される最初の衛星は、米宇宙軍の宇宙開発局向けです。
SDAは、地球低軌道上に数百のデータ輸送衛星とミサイル探知センサー衛星のメッシュネットワークを構築する計画です。
ロッキード・マーチンは2022年2月、SDAのトランスポート・レイヤー・トランシェ1用の通信衛星42基を製造する7億ドルの契約を獲得しました。
同社は2020年11月、今月末に打ち上げ予定のトランスポート・レイヤー・トランシェ0衛星10基を製造する1億8750万ドルの契約も獲得しています。
2024年後半に打ち上げが予定されているトランスポートレイヤTranche 1衛星は新工場で製造されます。
トランシェ0衛星は、ロッキード・マーチンが全地球測位システム(GPS)宇宙船を製造している別の施設で組み立てられました。
ハッテンホフ氏によると、小型衛星工場の機能には、さまざまなサイズの衛星を製造・試験するために拡張可能な熱サイクルや電磁気チャンバーが含まれます。
小型衛星に移行する業界
ロッキード・マーチンは、需要の変化に対応して新工場への投資を決めた、とハッテンホフ氏は言います。
「ロッキード・マーチンは、需要の変化に対応するため、新工場への投資を決定しました。
「小型衛星は、大型衛星よりも業界全体で好まれるようになってきています。私たちは、政府機関の顧客から、精巧なシステムから、より小型で拡散型のシステムに移行したいという声を聞いています」
小型衛星施設は、国防総省や情報機関向けの機密衛星を、商業衛星や米国政府以外の顧客向けの衛星と並行して組み立てるように構成できる、とハッテンホフ氏は唱えています。
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