ボール社とレイセオン社、NOAA海洋センサーの開発へ(spacenews翻訳5/27-2)
サンフランシスコ - ボールエアロスペース社とレイセオンインテリジェンス&スペース社は、5月26日に発表された契約により、米国海洋大気庁の次世代静止気象衛星用の海色センサーの開発を開始します。
NOAAのパートナーであるNASAが締結した固定価格契約に基づき、各社は約520万ドルを受け取り、海洋生物、化学、生態を頻繁に観測するための受動画像放射計の定義段階研究を行います。
OCXとして知られる海洋色計測器は、NOAAの静止衛星フリートに新たに追加されるものです。
静止・拡張観測(GeoXO)と呼ばれる将来の星座は、海洋生産性、生態系の変化、沿岸や内陸の水質、水産物の安全性、有害藻類の発生などの危険に関するデータを収集する予定です。
2030年代初頭から、NOAAは3機のGeoXO衛星を運用する予定です。
2機は現在のGOES-Rシリーズと同様に米国東部と西部の上空に、3機目は米国中部の上空に設置される予定です。
OCXは、紫外線から近赤外線までの波長帯の画像を収集する装置です。ボール社とレイセオン社は、20ヶ月の期間をかけて、この観測装置の潜在的な性能、リスク、コスト、開発スケジュールを定義する予定です。
この業界研究に基づき、NOAAは2024年に発注を予定しているOCX装置導入契約の要件を策定します。ボールとレイセオンは今月初め、GeoXO大気組成計の開発を開始する契約を獲得しました。
ボールはまた、GeoXOコンステレーション用の静止サウンダーの定義フェーズA研究にも取り組んでいます。NASAは10月にBall社とL3Harris社にそれぞれ約800万ドル相当の契約を締結しました。レイセオン社は、米宇宙軍向けに気象衛星のプロトタイプを製作しています。
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