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CAPSTONEの姿勢制御が復旧(spacenews翻訳10/8)

ワシントン - エンジニアは、操縦中に問題に見舞われてからほぼ1カ月後に、月へ向かうキューブサットの正常な姿勢制御を回復したようです。

Cislunar Autonomous Positioning System Technology Operations and Navigation Experiment (CAPSTONE) 宇宙船を所有する アドバンスト・スペース社は、10月7日、その日のうちに宇宙船の3軸姿勢制御を正常に戻すことができたと発表しました。
9月8日の軌道修正マヌーバでセーフモードに移行して以来、宇宙船はスピンが安定した状態にありました。

CAPSTONEの姿勢制御が回復し、11月に月周回軌道に入る予定です。

同社によると、エンジニアは問題を、宇宙船の8つのスラスタのうちの1つのバルブに起因するものと特定しました。
「このバルブが部分的に開いていたため、推進システムが加圧されるたびに関連するスラスタから推力が発生した」と、アドバンスト・スペース社は声明で述べています。

同社が広範囲にわたるテストとシミュレーションを行った後、コントローラは10月6日に宇宙船にコマンドをアップロードし、3軸の姿勢制御を正常に戻しました。
「回収を試みた後の最初のテレメトリと観測データは、現在3軸の姿勢制御を取り戻したシステムの回収が成功したことを示しています」と同社は述べています。

アドバンスト・スペース社は、宇宙船が正常な姿勢を保つと仮定して、その後のマヌーバにおいて、部分的に開いたバルブの影響を取り入れた他の宇宙船の手順の変更に取り組むと述べています。

今回の姿勢制御の問題は、6月の打ち上げ以来、CAPSTONEにとって2つ目の大きな問題でした。
7月4日にロケットラボのルナ・フォトン(Lunar Photon)キックステージから放出された直後、探査機は管制官との交信を失っています。
この通信不能は、「不適切なフォーマットによるコマンド」を含む一連の事象が原因であると同社は述べました。

CAPSTONEは、将来のアルテミス・ミッションで使用されるほぼ直交するハロー軌道の安定性をテストするためにNASAから資金提供を受けており、11月13日に月周回軌道に入る予定であることを維持しています。
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