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鶴亀杯あずき賞発表! #鶴亀杯

noteで開催した言葉の祭 #鶴亀杯 の各賞が発表されました。

この企画、私は音楽担当として参加しました。

「詠みましょう鶴亀杯」

見渡せば 晴れ渡る空・青い海 
境界のない夏に浮かぶ

遠くからこちらに向かう鶴と亀
竜宮からの使いのふたり

夏詠めば たちまち変わる 潜水艦
いざ向かいましょう海の底まで

透き通る海の中ではタコが舞い
クジラの群れは仲良く泳ぐ

窓の外 豊かな海を眺めつつ
近づいてきた 宮殿の門

鶴亀杯

動画:PJ
作詞作曲:あずき

さらに、特別審査員として審査も担当いたします。
この記事は鶴亀俳句を対象としたあずき賞発表の記事です。

鶴と亀に連れられて竜宮城に向かった多くの参加者の俳句一覧はこちら。

今回はこの中から5句をあずき賞として選ばせていただきました。

初めにお断りを。
私は特別審査員となっておりますが、ただの音楽家のため俳句は素人です。
なので、俳句として優れているかどうかはわかりません。
私の好み100%です。そのため、選ばれたら私の感性にたまたま刺さったというだけです。
なお、自分の作品は対象から除外しておりますが、他の作品全てが対象となっております。
名前を隠して作品のみを並べて何度も読んで選びました。
この記事を書いている今この瞬間も、実は選んだ作品が誰の作品かわかっておりません。
そのような選び方をしていますので、受賞者に大会関係者が含まれている可能性があります。ご了承ください。

以下の3つの観点で選んでおります。
・575の17音を基本としている
・夏っぽい
・読んだ瞬間に頭に音楽が流れた(最重要)

それでは、発表に移ります。

眩しきは向日葵なのか君なのか

Finnさんの作品です。

明るい夏の太陽の下、向日葵を見ながら歩く二人。
光源は太陽なのか向日葵なのか君なのか。
強い光の夏を感じました。

この作品にあずき賞を贈ります。

大花火ぱっと開いて散りにけり

Miwaさんの作品です。

私の俳句作品でも大きな花火を扱いました。
大きな花火好きなので、大きな花火をテーマにした作品を選びました。
パッと開いて強く輝きフェードアウトしていく大きな花火。
低音と高音で奏でて最後にフェードアウトするピアノの音が浮かびました。

この作品にあずき賞を贈ります。

花火見る キミの横顔 私見る

ミンチョンさんの作品です。

二人の花火大会。
花火を見上げる輝く「キミ」を見る「私」。
この「キミ」はきっと輝く花火に「私」を重ねているんだろうな、なんて思いました。
夏のアオハル。素敵です。

この作品にあずき賞を贈ります。

キラキラと水遊びするノリの恋

うつスピさんの作品です。

学生の夏休みが浮かびました。
仲間で遊ぶ夏。付き合っちゃう? なんて言葉から始まるストーリー。
軽いポップスを感じました。

この作品にあずき賞を贈ります。

子が夢中羽音はおとぶるぶる宇宙人

チューダ(知遊陀)さんの作品です。

最近は羽の小さな扇風機や羽を露出させない扇風機が増えていますが、昔は羽が大きな扇風機がほとんどでした。
その扇風機を動かし、そこに向かって話しかけると声が震えて宇宙人に!
昔を思い出して懐かしい気持ちになりました。

この作品にあずき賞を贈ります。

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たくさんの素敵な作品に出逢わせていただいた鶴亀杯。
ありがとうございました。

伝え合いましょう。気持ち。