無料でできる非破壊メッシュ削減lilNDMFMeshSimplifierの紹介
まえがき
このツールは、lilさんが公開しているlilNDMFMeshSimplifierというツールの解説記事です。
NDMF対応のため、非破壊で実行時にのみメッシュの削減ができます。
読者想定
・軽量化に興味がある改変中級・上級者向け
・とにかくお手軽にメッシュ削減がしたい人向け
※中・上級者向けのため、詳細な解説は省いています。
疑問点はコメントなどからお寄せください
導入の仕方
lilToonのVCCリポジトリを登録していれば、同じリポジトリよりVCCから導入することができます。
まだlilToonのリポジトリを登録していない場合は、こちらのリンク先から[VCCに追加]ボタンより登録後、VCC・ALCOMのManage Packagesから[lilNDMFMeshSimplifier]をプロジェクトに追加することで導入可能です!
lilNDMFMeshsimplifierの使い方
基本的な使い方
使い方は簡単で、[NDMF Mesh Simplifier]コンポーネントを軽量化したいオブジェクトにつけるだけでメッシュの削減をすることができます。
コンポーネントの付け方は、軽量化したいオブジェクトの[Add Component]から[NDMF Mesh Simlifier」を選択してクリックするだけです。
そうしたら、特に何も考えずに「品質」を操作することで、メッシュを削減することができます。
そして、このときなんとNDMF 1.5.0からの新機能「NDMF Preview」によって、リアルタイムでポリ数の削減を見ることができます。
では実際、どれくらいの品質でポリゴン数が変わるのかというと、だいたい元(品質1.0)のポリゴンからそのままの倍率で変わります。
応用的な使い方
応用的な使い方として、オプションとして用意されている機能について紹介します。
ただ、使ってみた触感として、特にこだわりが無ければ触れる必要はないと思います。
また、これら機能はポリ数の削減に対して見た目の品質を保つための設定であるため、品質0.5などの設定のまま各機能を使用すると、かえって見た目の劣化を招きます。
各機能を使用する場合は、相応に品質の設定をゆるくしてあげましょう
※正確なドキュメントがないため、意訳に近い解説となります
境界エッジを保持
連続しているメッシュとメッシュが触れている境界を維持する機能です。
例えば指と指輪のような関係の場合、指輪の指に触れている部分を保とうとします。UVシームのエッジを保持
UVにおけるシーム、つまるところUV上の周りの辺に当たる部分の形状を保とうとします。UVフォールドオーバーエッジを保持
UV同士が折り重なっている部分の形状を保とうとします。表面の曲率を保持
メッシュ削減による表面の凸凹を抑える機能です。
髪や肌など曲面が目立つ部分に適用するといい感じです。スマートリンクを有効化
メッシュ削減における最適化機能なので、基本ON推奨です。
詳しく知りたい方は、元ドキュメントを参照ください。正直良くわからない
リンク集
lilToonトップページ
lilNDMFMeshSimplifierのGithub
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