【自作詩】雨が降っていたら

電車を降りたとき
なんだかいま
雨が降っていたら
よかったのになと思った

雨が隣りに居てほしい
というときがある

花の香り
土の気配
雨に溶けた
そういうものに
しっとりと包まれる
のを想像する

薄く登った月が
明日は雨かもねと
微笑んでいる


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