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言葉だけは美しくありたい【#私が見たゆめのせかい】

今回まつおさんの企画に参加するにあたって、初めてゆめのさんの作品を拝見しました。ゆめのさんの作品の数々に触れていく中で私が一番感じたのは「どの作品も表情豊かだな」ということです。

恥ずかしながら、私は昔から美術が得意ではありません。作品を見るのは大好きなのですが、自分で作るとなるとどうにもダメで。特に絵のセンスは壊滅的で学生時代の美術の成績はオール3という歴史を持っていたりします。

そんな私が「どの作品も表情豊か」だなんて感想、ゆめのさんに対して失礼にも程があるかもしれませんが。それでもゆめのさんの作品を拝見していく中で、素直に「どの作品にも個々に表情があって素敵だな。」と感じたのは嘘じゃないから。

「絵の面白いところは、デザインはもちろんのことながら。色彩やタッチのちょっとした違いで作品の雰囲気、つまりは表情がガラリと変わることです。それがその人の個性であり、心なのです。」

学生時代、担任だった美術の先生がよく口にしたセリフを思い出しながらゆめのさんの作品を見続けることしばし。突如、画面をスクロールしていた指がピタリと止まりました。視線の先には一枚の作品。



どうしてこの作品が目に止まったのか私にも分かりません。確かに綺麗な絵だし私好みの色彩ではあるけれど、他にも「素敵だな。」と思う作品はたくさんあったはず。にも関わらず、何故かこの絵から目を逸らす事ができませんでした。

黒いキャンバスを背景に無数に飛び交う色彩たち。一見無秩序に見えるのに、その中にもどこか惹かれるものがある。見れば見るほど惹きつけられる、不思議な作品だなと思いました。

ゆめのさんはこの作品に対して次のような言葉を添えられています。

全然きれいに生きられないけれど、絵だけは美しくありたいと思っているよ

この言葉を目にした時、思わず画面越しに大きく頷いてしまいました。それは私自身も普段から似たようなことを思っていたから。もっとも、私の場合は「絵」ではなく「言葉」ですが。

私の人生は決して綺麗でスマートなものとは言えません。無駄足なんて日常茶飯事だし、寄り道・回り道は当たり前。坂道もあれば凸凹砂利道もあるし、迷子にだってなる。理想と現実の落差に打ちのめされて、時には全てを投げ出してしまいたくなる時もあるけれど。

どんなに辛くても、苦しくても、言葉だけは美しくありたい。

ゆめのさんの作品はどれも素敵だけど、私がとりわけこの作品に惹かれた理由はこれかもしれません。全然きれいに生きられないけれど、絵だけは美しくありたいと思う。そんなゆめのさんの思いに無意識に惹かれたのかも。

私にはゆめのさんのように素敵な絵を描くことは出来ません。でも、頑張れば素敵な言葉を紡ぐことは出来るかもしれない。

子供の頃思い描いたような、順風満帆で綺麗な生き方ではないかもしれないけれど。それでも言葉だけは美しくありたい。そう思います。



こちらの企画に参加させていただきました。締切ギリギリの投稿になってしまい申し訳ないです( > < )

まつおさん、素敵な企画をありがとうございました。


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