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安住紳一郎の引き際とTHE TIME, 【自由研究】

どうも、THE TIME,自由研究note第2弾ということで、今回は先日スポーツの日に行われたスギメグインスタライブ(別名芹ゆう子祭り)にて芹ゆう子さんの発言から安住アナの引き際について考察していこうかなと思います。


まずは結論


「安住紳一郎にとってTHE TIME,とは自分の引き際を考えた上で、今まで培ってきた技術を総動員し、TBSのひいてはJNNアナウンサーのレベルの底上げを考えている番組である。」
という視点があるのではないかなと思います。

根拠①「意地でも消えない列島中継」

先日行われたリニューアルで全体のテンポアップが図られ、天カメリレーは大幅縮小されましたが、6時と7時の系列局からの中継は引き続き放送されています。7時はともかく6時の中継はものすごくスピードが上がった現在の構成からするとかなり異質なものと言わざるを得ません。番組コンセプトというのもあるのですが一番は系列局アナのレポート時間はしっかり残す方針が貫かれているのではないでしょうか。

根拠②「現在の安住の地位」

よくネタにされる安住アナの役職、「役員待遇エキスパート職」というものですが、これ良く考えたら「現場にいつつ地位だけは出世している」という結構日本の企業社会からすると異質なもので、通常は出世すると現場から離れていくのが普通です。

日本のテレビ局のアナウンサーは女性は30を境に、男性は50を境にフリーになっていくのは女性アナは30を過ぎると若手に突き上げをくらい自分の出城がなくなっていく一方、あまり出世も望めないという形になるのでアナウンサー(芸能人)として残るためにフリーになる人が多く、男性アナは流石に50近くなってきて管理職待遇になると現場から離れざるを得なかったり早ければ40代で現場から少しずつ離れていく中で「やっぱりマイクを握りたい」等の理由でフリーになることが多いです。TBSラジオのレジェンド大沢悠里さんも50歳で退社して以降はフリーとしての出演でした。

安住アナは「出世しつつも局アナとして現場に残り続けているどころか第1線を走り続けている」という日本の民放史上おそらく初めての働き方をしているのではないかと思います。それが今の局アナだが言うことは言うし、世間に寄り添った番組作りができると言う安心感につながっています。

少し脇道に逸れますが、踊る大捜査線の和久さん(いかりや長介)のセリフを安住アナの今の姿を見て思い出しました。それは「正しいことをしたければ、偉くなれ」今の安住アナはまさにこの偉くなって正しいことをやれるようになったと言う立場なのだと思います。

根拠③「MRO谷川アナへの毒舌から読み取れる安住の思いやり」

切り抜くと怒られそうですが、芹さんからの暴露という形で先日の新潟中継の裏話がちょっとした物議を醸し出してました。ただ、これって安住アナの考え方と谷川アナの考え方の違いというだけなのでそこまで目くじら立てることかなと思います。

安住アナの発言要旨をまとめると
新潟中継の前日安住アナをはじめとした4アナは全員前のりをして打ち合わせ等を済ませ、地元ではない安住・小西・谷川の3アナは新潟県内のホテルに宿泊。
安住アナは中継のあらゆるアクシデントに備え寝る間も惜しんで原稿等を見直しをしており、その気分転換にスーパーに買い出しに行った帰り、携帯片手に飲食店を物色する谷川アナに遭遇するも谷川アナは安住アナに気づかずにスルー。後で確認すると小西アナと食事に行っていたことが発覚し、そのこと込みで全然うまくいかなかった中継内で急遽行われた相撲対決で麦島アナに八つ当たりをした。

https://www.instagram.com/p/CyLeb-KJQMC/  要旨のまとめは筆者によるもの

というものです。色々いう人もいますが、このエピソードに関しては安住アナと谷川アナの背負っているものの違いを考えれば妥当かなと思います。

安住アナ→番組の責任者兼自分の冠コーナーをつつがなく進行するための準備に余念がない。
谷川アナ→北陸圏のアナということでただのゲスト出演。ただ、近隣県ではあるので今後の取材も兼ねて飲食店巡り。

と、考えれば各々の行動も納得いくので別に心配するほどのことではないと思います。

安住アナも面白い話としてのエピソードトークで話しましたが、「これだけの準備をやらないといけないんだぞ」と偉そうに話すとそれは偉い上司の嫌味っぽいトークになってしまいますし、後進のハードルが上がります。少し麦島アナは被害者っぽくなってしまいましたが、安住アナは自分の仕事に対する姿勢をきちんと後輩に伝えるためのエピソードトークだったのではないかと思います。

根拠④「田中みな実さんとの新エピソードを明かした上で、いずれは・・発言」

同インスタライブでは現在はフリーアナで何かと安住アナとの確執が取り立たされる田中みな実さんとの新たなエピソードも明かされました。

こちらもまとめると以下のような形になります。
田中アナの新人時代、安住アナが席に戻ると彼女が安住のカバンを漁って何かを読んでいる場面に遭遇。近寄ると門外不出の安住の閻魔帳を熱心に読み込んでいるので、流石に注意をした。ただ、その後彼女は安住と同じノートとペンを購入し同じように閻魔帳を作るようになった。THE TIME,が始まる時には彼女は安住に同型ペン24色セットを送り「色々書くことも多いので色が足りなくなると思って送りました。」「これからあそこに書いてあったことが色々実現できますね。」という手紙を添えたが住所を間違えたので結局安住が取りに行く羽目になった。

https://www.instagram.com/p/CyLeb-KJQMC/
 発言要旨は筆者によるもの

最後のオチは「おい!」となりますが、田中さんの仕事に対する真摯な姿勢と見習うべき先輩の姿を実直に取り込む姿勢もすごいし、安住アナがバラエティばかり担当していた時期にも色々と思うところがあり、この番組を通して「何か」をやろうとしていたことはわかります。

そして、その後は「いずれ君たちに番組を任せようと思ってるんだからね」と発言し、おスギやメグぅを焦らせましたが、あの発言はぽろっと出た本心なのかなとも思います。

考察

いくら現役で第1線を走っているとはいっても50歳になってそろそろ後進に道を譲るべき時が来たと彼が考えていてもおかしくありません。

そしてあくまで彼がこれだけの人気がありながら局アナにこだわり続けるのも後進を育ててアナウンサーが少しでも働きやすいTBS(JNN)にするためなのかなと思います。

TBSはアナウンサーの育成・起用法に関してよくネットでは疑問の声が呈されています。ここ数年は安住アナと江藤アナの過密すぎる登用、その一方で帯番組のメインには(主にNHK出身の)フリーアナを使い続けた姿勢、若手の不自然なレギュラー降板、男性のベテラン勢の不本意な部署移動(小林豊アナ)などを、少しづつ変えようとしているのかなと思います。

民放テレビを常にウォッチするためにリビングにテレビを並べる男でもある安住アナが今のテレビ業界やそこで働く人たちに思うところはかなりあると思うので、それを第1線で走る自分が姿として示し、変えていければと思う願いがあるのではないかと思います。

TBSの若手や系列局の皆さんへ「もっと安住に学び、もっと安住の胸を借りよ」

一ファンとして系列局のアナウンサーや制作の方々にお願いします。もっと安住アナに学び、もっと安住アナの胸を借りて欲しいなと思います。具体的には正時の中継やメインの中継をもっともっと攻めて欲しいと思っています。別に水に落ちろというわけではないです。

安住アナは何をやってもきちんと受け止めて、番組の進行に支障をきたすことはありません。「自分の言葉で語り、自分の姿で視聴者に情報を伝える。」それがアナウンサーの仕事というのを彼は独自の理論で積み重ね。それを後輩に伝えようとしていると思います。それをもっとやって欲しいです。だからこそCBC若狭アナが重用されヘビロテされているということからもわかります。やり方はCBCと若狭アナが示してくれています。重ねて言います「もっとやってほしい!守りに入らないでほしい!」番組としては3年目のひよっこが、30年以上の歴史がある2番組(ZIP!やめざまし)とガチンコ勝負をするためにはまだまだ攻めないといけないと思います。どうかテレビがまだまだ面白いといってもらえるために一ファンとしてのお願いです。

以上が今回の自由研究でした。最後願望が強くなってしまいましたがTIME,がこれからますます面白くなっていくことを祈って今回の研究の締めとさせていただきます。

ご意見はコメント欄まで

追記「毒舌受けての谷川アナの反応」

そう、、、、、ちゃうねん。。。。

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