実は遊びやすかった・・・?【ルイージマンション2HDストーリークリアレビュー】
どうも、あずきです。
今日はゲームレビューということで夏にぴったりのこちら
ルイージマンション2HDのクリアレビューです。
あ、先に言っておきます。ストーリーモードだけです。オンラインモードのテラータワー等は触れませんのでそのつもりで。
総評「(個人的に)3より遊びやすいステージクリア型探索アクション」
2001年にゲームキューブのローンチを兄に代わって任せられたルイージが主役の探索アクションゲーム「ルイージマンション」が発売されそこそこな人気となります。それが12年の時を経て、ルイージの年と銘打たれた2013年に3DS版「ルイージマンション2」が発売されます。それをフルHD化してSwtich移植をしたのが本作となっています。
2019年に完全にSwitch向けの新作として作られた「ルイージマンション3」が発売されていますが私中盤で投げてしまっていました経験があるのです。
おそらく前月に発売されたゼルダの夢島リメイク、同月発売のリングフィット、リトルタウンヒーロー(こいつもラスボス倒してない1試合1時間は時間かかりすぎ・・)などの作品に気を取られいつの間にか忘れ去られた形です。
で、一応任天堂のソフトは買うという信条でやっているので購入して期待値それほど高くなくプレイしてみましたが個人的には圧倒的に2の方が遊びやすかったです。クリア後にせっかくだからと3を進めているんですが「2の方が遊びやすい・・・」と感じるところが多々あります。なのでルイージマンションシリーズに興味がある人はこっちからやってみることをオススメします。
良い点①「ステージが小刻みのチャプターに分かれているので集中力が持ちやすい」
これがルイマン初代やルイマン3と比べて、圧倒的な遊びやすさを感じた点でした。
ルイマン3は2HDクリア後に遊んでいますがルイマン3は「全部がシームレスにつながっているが故に良い意味でも悪い意味でも辞め時がない」んですよね。あとは少し詰まるとオートセーブで少し前に戻れますがムービー等のスキップがないのでボス戦とかでやられるとそのムービーを飛ばせずに再戦をしなければいけないというちょっと2024年のゲーマー基準で見るとストレスが溜まる仕様でした。
ルイマン2HDに関しては「5つのステージとそのステージを区切るいくつかの細かいチャプターにわかれている」という点がものすごく遊びやすかったです。
あとは、そのチャプターごとにステージが微妙に変化するという完全にマリオ64仕様となっているので「特定のチャプターでしか取れない収集アイテムがあったり、テレサを探すときには前のチャプターとの間違い探し感覚があったりする」と言った点も評価が高かったです。
1チャプターで長くても40分程度で終わるので、適度な集中力を持続させたまま進めることができますし、「おそらくこんだけチャプターが終わらないor見つからないのは深く考えすぎだ。一旦冷静になろう。」と考えるための目安にもなったりします。ルイマン3はそれをやるタイミングもないですし導きやヒントも少なめなのでダレが来てしまうのが残念でした。
良い点②「タイムアタックと評価要素が熱い」
で、その細かいチャプターに分かれているのですがそのチャプターのタイム計測と評価要素があるおかげで「集中力を持続させたまま何度も遊べてしまう」というゲーム性になっています。
基本は「いかに早く、いかにお金を効率よく稼いでクリアするか」ということに軸が置かれており、そのタイムアタックのためにひたすらルートを覚えたり、効率のいいプレイを詰めたりするかということが面白かったりします。
ただ、これもいくつかのチャプター(主にボス戦)で「運ゲーに近い」ものを要求されることもあるためそこは問題点として書いていきたいと思います。
惜しい点①「チャプターが多いので頻繁に挟まるロード」
これは良い点との表裏でもあるんですが、単純なやり直しはまだしもチャプターを進めるたびにロードが2回入る仕様となっています。(一回戻ってチャプタークリアデモ→その後再侵入のためのロード)。
評価を上げてタイムアタックをやろうとしてもやり直しのために少量のロードが入るので、この頻繁なロードはちょっとストレスかなぁと思います。
惜しい点②「やっぱり3DSに3Dはいらんかったんや・・・」
あの頃の3DSのゲームにありがちな「3Dで見ることを前提とした演出やゲーム性」みたいなものが移植されてもそのまま残ってしまっているので特にストレス感じるのはチャプター4のボス戦でした。
よくあるシューティングなのですが、敵のライフが減っていくと敵がどんどん奥にいく仕様になっており(3Dで見ることを前提とした演出)、しかも球の飛距離はそんなにないのでバウンド等を計算して球を効率よく打ち込んでいかないと敵がライフを全回復して再度やり直し(当然そうなると最高評価は狙えない)という仕様で通常クリアはなんとかなるにしても評価を上げようとすると少ししんどいボスかなと思いました。
正直あーこれ3D演出前提のやつだーっていうのも修正せずにそのままSwtichで遊べてしまっているので3DSに3Dは必要なかったんや・・・それこそ「奥行きが邪魔だなぁ(by 大泉洋)」と感じていたんだろうと思います笑
最大の問題点「兄貴、お前どこから出てきた・・?」
本作ルイージマンションシリーズはルイージが主役である以上マリオは実質的なヒロインの立ち位置に置かれています。
前作の1では「ルイージから屋敷の当選の報を受けて先に向かって油断していたところをキングテレサに捕まった」。3では「ピーチ姫含めみんなでホテルに来たら、そのホテル自体がマリオたちを捕まえる目的で作られた施設であり、対抗手段を持っていないルイージ以外はみんな捕まってしまった」というおおまかなストーリーがあり、彼らを探して助けるというのも大きなストーリーラインとして機能しています。
2に関しては「オヤマー博士がお化けの研究のために友好的なオバケが多いオバケ谷に滞在していたが前作で捕まえたはずのキングテレサが突如来襲し、オバケに理性を付与していたダークムーンをぶっ壊してしまったせいでオバケたちが理性を失い敵対してしまった。なんとか事態を沈静化するために自宅でくつろいでいた(なぜかマリオがいない1人暮らしっぽい雰囲気)ルイージを遠隔で転送できる装置を使ってオバケ谷へ強制召喚した」というストーリーになっています。
キノピオくんたちは元々博士のところで助手として働いており、各地の調査を担当していたが暴走したオバケに捕まり、オヤマー博士には存在を忘れられているという憂き目にあっていたわけです。
物語の中盤になると元凶であるテレサたちが何か肖像画を運搬しているという写真を見せられるわけですがそこにはどう見ても見覚えしかない「M」の帽子が・・・・なぜかマリオが捕まっていたので助け出すというストーリーが付与されていくわけですが・・・
劇中で実は「マリオが捕まった理由」が一切明言されていないんですね。しかも匂わせとかもなく、設定等も特にされていません。
いや、マリオシリーズ自体どころか任天堂の作品全体で「前作で倒したり捕まえたヴィランキャラがなぜか次回作で復活していたり、逃げてきている」というのはまぁまぁよくある話ですし、マリオシリーズでピーチ姫がクッパやヴィランに捕まるのは「あるある」として消費できるわけですが・・・
世界どころか銀河を何度も救ってきたマリオというキャラクターが流石になんの理由もなしにホイホイ捕まるっていうのは辞めて欲しかったなぁ・・・という感想です。
まとめ「2HD→3に戻っても遊びやすいと感じるのでルイマン初心者にオススメ」
繰り返しますが、3を今もどって攻略していますが、それでも遊びやすいと感じるのでムービースキップも実装された今是非とも遊んでほしい1作かなと思います。
遊びやすさは保証します!
それでは・・・
追記の良い点「3クリアしても思う。アクションがシンプルで遊びやすい。」
結局3をクリアまでやりましたが、3ってお化けを捕まえるスキームが少し変わっていて「ドッキリハートを出す→お化けの尻尾を捕まえてゲージを貯める→その上でぶん回す→以降繰り返し」という形です。
ぶん回す過程で周りのものを破壊したり、周りのお化けのHPを削ったりできるところは3ならではの特徴ではありますし、爽快感を与えてくれるのですが、自分は2ぐらいのシンプルさがちょうど良かったかなと思います。
あとは、3挫折→2HDクリア→3戻るの過程を踏んで「飛ぶアクション」と「グーイージの活用」をを忘れていたので復帰後しばらくは苦労しました笑
で、まとめるとやっぱりルイマンらしさは2の方があったかなと思います。ストーリーやギミックの豊富さは3の方が上でしたけどね。
というまとまりのない追記でした。
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