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大人が子どもに残すもの

先日の話。

遅めのランチを食べに行った帰り道。息子7歳が急に街に落ちているゴミを拾い始めました。素手で拾おうとするので慌ててコンビニで袋とお箸を調達。

ガムの包装紙、よくわからない紐、空になったジュースの紙パック、なぜか新品の靴のソールが!他にもジャムパンの袋、マスクにティッシュも。色々ある中でぶっちぎりダントツで多かったのはタバコの吸い殻でした。

聞くと、学校で取り組んだ課外プロジェクトで「生き物を大切に」「ゴミを捨てない」と学習したようです。「植物は酸素を作ってくれるから緑もしっかり大切に」と言いながらコンクリートの隙間から伸びる葉に隠れるのゴミをつまんでは袋に収めていました。

何度も往復してる道なのにこんなにゴミが落ちているなんて!!だって私の目にはもう映らなくなってしまっていて。息子の目線で見ると、落ちてる落ちてるあそこにもここにもそこにも。

ふいに落としてしまったものもあるでしょう。でもそのほとんどのゴミに故意を感じずにいられず、寂しい気持ちになっていると、、息子が

「宝物も落ちてるかもしれないよね!落ちてないかなあ宝物」と目をキラキラさせて言うのです。

ゴミも見えなくなってる私。宝物も見落としてしまっているかもしれないです。

そもそも宝物って、、何だろう?

答えは見つかりませんが、、

大人が子どもたちに残す遺産がゴミでないように、それだけを願います。

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