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日曜日に見た映画

昨日はゆっくり朝寝して、ご飯食べて、お昼寝してずっと見たかったA Clockwork Orangeを見て(想像してたよりもViolenceが少なかった)過ごした。本当に贅沢な時間。

さて、本題に入ろう。キューブリック作品はいつも想像を裏切るけれど、この作品は予想通りな感じだった。ずっとずっと観たかった作品だから期待しすぎた気がする笑 主人公が高校生?か学生さんの設定だからあんまり先を考えられないのかもしれないけれど…え、そこで、その行動しちゃう?って思った。映画の途中、主人公が元のサディスティックリーダーに戻って復讐することを私は期待してしまった。それがいけなかったんだと思う笑

印象的なのはクラシック音楽。どんなバイオレントなシーンでも華麗なクラシック。だからバイオレンスが美しくさえ感じてしまう。それって物凄い怖いことだねって友達は言ってたけど。私はこんなに美しいバイオレンスがあるんだって思ってしまった。ベートーヴェン9番に怯える主人公とかちょっと可愛く思える。主人公本人は音楽と悪の映像で超苦しいだろうなとは想像できるけど…。瞼が閉じられない状況で観たくない映像を見させられる、聞きたくないものを聞かされるのって拷問だよね。

一番最後の恐怖を乗り越えたらしい主人公の画像はおおおおって感じだった。これぞ、キューブリック。この作品、音楽がクラシックでなかったらたぶんこんなに楽しく見られないと思う。本当に全体的に美しい。

私はViolenceも最近の映画はCGやメイクアップが発達したせいでリアリティすぎて好きでない。画像が怖すぎるのだ。。。この作品は見た目怖くない。でも、実はもっと怖い。だって軽やかな音楽の中に狂気がたくさんあるから。でも、考えさせてくれるし、演技は渾身だし、仕掛けが丁寧。私は別に過去の映画が絶対だって立場じゃないけど、この作品は好き。大好きまで行かないけど、もう一回たぶん見ると思う。そんな作品だった。

10分間で日々思うことを書けたらと思い始めました。