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EDH Top16 を使って秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets のトレンドを追う(2023/04 - 06)

EDH Top16

前回こちらの記事で EDH Top16 を使って cEDH で使われる 秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets のリストを追いかけてみました。この記事では 2023/4/11 以降の環境の変化を観察しようと思います。

プレイヤーズコンベンション千葉 2023 まで遊びに行ってきました。
The Game 卓では 秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets を回しています。

調査方法

今回の調査対象期間(2023/04/12 - 2023/06/25)には 9 のデッキがありました。今回は母数が少ないため、前回と同様に採用されているデッキの割合に応じて 4 つの枠で整理してみることにします。

  • 必須枠(80 % 以上のデッキで採用されている)

  • 優先枠(60 % 以上のデッキで採用されている)

  • 選択枠(40 % 以上のデッキで採用されている)

  • 調整枠(40% 未満のデッキで採用されている)

必須枠(80 % 以上のデッキで採用されている)

ここでは 80% 以上のデッキ(8 以上)で採用されているカードを確認していきます。前回は 78 枚のカードが必須枠でしたが、今回は 72 枚まで減少しています。

フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind や オークの弓使い/Orcish Bowmasters との入れ替え候補が模索されている中で、代替が効かないカードが残っている印象

オグマの文書管理人/Archivist of Oghmaダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker概念泥棒/Notion Thief が必須枠から落ちていますが、いずれも優先枠にはとどまっています。フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind や オークの弓使い/Orcish Bowmasters と差し替え候補が模索されているようですが、次回までにどのような動きになるか気になる所です。

ドローソース、サーチ、カウンター、除去

前回と比較すると、以下のような変化があります。

IN
流刑への道/Path to Exile
断れない提案/An Offer You Can't Refuse
発明品の唸り/Whir of Invention

OUT
渦巻く霧の行進/March of Swirling Mist
セヴィンの再利用/Sevinne's Reclamation
否定の力/Force of Negation

フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind や オークの弓使い/Orcish Bowmasters などインスタントで対処する必要があるクリーチャーが増加していく傾向にあるため、流刑への道/Path to Exile は今後も継続して使われそうです。発明品の唸り/Whir of Invention はインスタントで勝ちに行けるのが強みですね。OUT しているカードも優先枠では出てきます。

ユーティリティアーティファクトは環境によって優先度が変わる

前回と比べると 呪われたトーテム像/Cursed Totem や 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage といったカードが抜け落ちています。特に 呪われたトーテム像/Cursed Totem は採用枚数が落ちています。

土地はさすがに大きな変化はない物の…

前回と比べると 産業の塔/Spire of Industry がこの枠に入ってきています。UU / UBW / BBWW など色マナ要求値が高いデッキではあるので納得感はあります。また 魂の洞窟/Cavern of Souls は必須枠として捉えられるようになってきている点も印象的です。

優先枠(60 % 以上のデッキで採用されている)

ここでは 60% 以上のデッキ(6 以上)で採用されているカードを確認していきます。必須枠と優先枠の合計が 91 枚 になるため、残りの 8 枚程度が選択枠となりそうです。

将来的にはこの枠よりも上に オークの弓使い/Orcish Bowmasters は確実に入ってくる見込み

必須枠からあふれたカードと、フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind を除いて考えると、模倣メカ/Imposter Mech の躍進が目につきます。オークの弓使い/Orcish Bowmasters で壊されない オークの弓使い/Orcish Bowmasters に慣れることもあり、入れ替わったのは 幻影の像/Phantasmal Image であることを考えると今後の定番カードとなっていきそうです。
Timetwister は打たれた方がありがたかった印象が多いのでこの枠から落ちているのは納得感があります。

選択枠(40 % 以上のデッキで採用されている)

ここでは 40 % 以上のデッキ(4 以上)で採用されているカードを確認していきます。概ねここまでのカードで 100 枚を構築することが多くなりそうです。

残りの 8 枚の中で 1-2 枚はカウンターを取りたい所

金粉のドレイク/Gilded Drake がこのラインに姿を見せていることからも、単体のクリーチャー除去の必要性が高まっていると言えそうです。

調整枠(40% 未満のデッキで採用されている)

ここでは 2 つ以上のデッキで取り上げられているカードを取り上げます。

新たなカードもいくつか試されている

指輪物語からは オークの弓使い/Orcish Bowmasters に加えて 堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff が試されています。ライフの消耗は激しい物の、かなりの速度で宝物を作成することができる点は注目に値します。

デッキサンプル

優先枠までのカードをすべて採用し、オークの弓使い/Orcish Bowmasters を加えたデッキを幕張ではプレイしていました。

残り 7 枠は 流刑への道/Path to Exile を意識した 島/Island発明博覧会/Inventors' Fair勝者の大霊堂/Vault of Champions の土地 31 枚に加えて、以下の 4 枚を選択しています。

ブルーカウントについては新たに追加されるカードや環境に応じて差し替えることができる枠ですので、採用候補を調整していきたいところです。

まとめ

比較的プレイの道筋が分かり易い cEDH デッキでもある 秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets は勝率の面でも強力なジェネラルとして認識されつつあるかと思います。2 か月くらいを目安に継続的に変遷を追っていきつつ、c卓用のデッキとして練習していこうと思います。

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