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EDH Top16 を使って 秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets への理解を深める
EDH Top 16 とは
Command Tower と呼ばれる EDH 用のトーナメントマネジメントツールがあります。これを使って運営された大会の結果を自動集計したサイトがリリースされています。
Tired of discourse on what the best cEDH decks are?
— Eminence Gaming (@EminenceTCG) April 7, 2023
Introducing EDHTop16, your home for all things tournament EDH.
Features include deck overviews, meta breakdown, top-performing players' decklists, conversion rates, user-friendly filters, and decklist stats.
👇👇👇 pic.twitter.com/HH5r0fjsLA
今日はこのサイトを使って、ちょうどお試しを始めていた 秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets のデッキを調整してみます。
EDH Top 16 の使い方
最初にアクセスすると 4/11 現在では以下のような絞り込みで一覧が表示されます。64 名以上の参加者で構成される大会で Top16 に入った統率者がランキングされています。Conversion はその統率者を使った参加者の中でTop16 に入った割合を示すもので、秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets は 2023/4/11 現在ではかなり高い Conversion Rate を持つ統率者と言えそうです。
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統率者をクリックすると、具体的な試合結果とデッキリストが出てきます。デフォルトでは Top16 だけでなく全参加者のリストが出てきますが、Standing 項目でフィルタを設定すると Top16 までのリストなどをスムーズにフィルタリングすることができます。
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この記事では 64 人以上のトーナメントで 2 勝以上した 秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets デッキで採用されていたカードを確認していきます。2023/04/11 現在では 18 のデッキが登録されていました。
秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets 採用候補
ここでは今回の調査対象とした 18 のデッキに採用されているカードを、採用されているデッキの割合に応じて 4 つの枠で整理してみることにします。
必須枠(80 % 以上のデッキで採用されている)
優先枠(60 % 以上のデッキで採用されている)
選択枠(40 % 以上のデッキで採用されている)
調整枠(40% 未満のデッキで採用されている)
必須枠(80 % 以上のデッキで採用されている)
ここでは 80% 以上のデッキ(15 以上)で採用されているカードを確認していきます。時の篩/Time Sieve との1枚コンボを中心に構成されるデッキであり、cEDH の定番カードを中心に 78 枚のカードが出てくることを考えると、ほぼ完成されている統率者と言えるかもしれません。
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優先枠(60 % 以上のデッキで採用されている)
ここでは 60% 以上のデッキ(11 以上)で採用されているカードを確認していきます。必須枠と優先枠の合計が 93 枚 になるため、残りの 6 枚程度が選択枠となりそうです。
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選択枠(40 % 以上のデッキで採用されている)
ここでは 40 % 以上のデッキ(7 以上)で採用されているカードを確認していきます。概ねここまでのカードで 100 枚を構築することが多くなりそうです。
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調整枠(40% 未満のデッキで採用されている)
ここでは 20 % 以上のデッキ(4 以上)で採用されているカードの中から気になったカードをピックアップします。20 % 以下(3 以下)の採用率のカードは、現時点では概ねサイドボード候補と捉えて良さそうです。
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船砕きの怪物/Hullbreaker Horror は絶対入ると思っていたので少し意外でした。
デッキサンプル
この結果をもとに、現在自分が使っているデッキを意識しつつサンプルリストを作成しました。
優先枠までのカードを Timetwister を(持っていないので) 除いて、すべて採用しました。残り 7 枚については、以下の指針で採用しています。
土地を切り詰める自信がなかったので、ドローやサーチ手段を兼ねる 発明博覧会/Inventors' Fair、ウルザの物語/Urza's Saga、無声開拓地/Silent Clearing の3枚を追加。
3枚のブルーカウント(合計 30 枚)を確保したいので
追加のドロー手段として 意外な授かり物/Windfall
時の篩/Time Sieve にアクセスできるカードを 10 枚 確保したいので、追加のサーチ手段である 発明品の唸り/Whir of Invention
3 人戦になることが多い環境なので、追加の勝ち手段として 船砕きの怪物/Hullbreaker Horror
宝物への責任を少しでも取りつつ勝ち手段も兼ねる 盲従/Blind Obedience
ブルーカウントの 3 枚と 盲従/Blind Obedience の枠は、色々と自分に合うカードを試していくのが良さそうですが、概ね落ち着いたリストになった気がします。
まとめ
秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets を題材に、EDH Top 16 を触ってみました。EDH Top16 は cEDH 環境のメタゲーム分析やカード選択に非常に参考になるサイトだと感じます。何かのお役に立てば幸いです。
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