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サンダー・ジャンクションの無法者 - カード評価(Omnath/Enchantress)

これは何?

4/19 に発売される サンダー・ジャンクションの無法者 で 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation 、エンチャントレス系デッキおよび、PiEDH
ジモーンとダイナ/Zimone and Dina に採用されそうなカードを眺めていきます。今回はランプ系デッキにとって良いカードがいくつか採用されているので、Omnath 的にはありがたいセットに見えます。

Omnath 系

乱伐者、ボニー・ポール/Bonny Pall, Clearcutter

4 ターン目に 6 マナでキャストして 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation でアタックすることで、墓地からフェッチランドを戻しつつドローできます。プレイ感としては小型の 円渦海峡の暴君、アシー/Aesi, Tyrant of Gyre Strait プラス ラムナプの採掘者/Ramunap Excavator といった趣で、1枚で痒い所に手が届くタイプのカードです。
同時に場に出る Ox もそれなりにサイズがあり、自身が殴り始めると 8/8 あたりまではすぐに育ちます。創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation3回目上陸を誘発させつつライフを詰めることができるので、特に PiEDH の場合はアタッカーとしても悪くありません。

自由放浪団の見張り/Freestrider Lookout

悪事トリガーで上陸を誘発できるシステムクリーチャー。PiEDH の 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation では 星界の大蛇、コーマ/Koma, Cosmos Serpent  や 発展の暴君、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Progress Tyrant などで継続的に悪事を誘発させることができるため、後半の安定に寄与します。ジモーンとダイナ/Zimone and Dina は自身の能力で悪事をトリガーできますが、生贄に捧げづらいシステムクリーチャーは採用しずらいのが悩ましいところです。

アニーの加入/Annie Joins Up

レジェンドクリーチャーの誘発型能力が追加で1回誘発するようになります。機械の母、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Mother of Machines と同様に 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation が1枚のランドで 2 回目の上陸を誘発できるため単体でも便利です。復活した精霊信者、ニッサ/Nissa, Resurgent Animist ラインのコンボとの組み合わせがよいため、周辺のカードを調整して試してみたいところです。サリアの槍騎兵/Thalia's Lancers でサーチできる除去でもある点は押さえておきたいところです。

荒野無頼団の先駆者/Outcaster Trailblazer

2 ターン目に 計画/Plot することで、3 ターン目に 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation を出しつつ 2 ドローしてランドセット権を残すことができるようになります。この動きができるかどうかに強さが依存するためピーキーですが決まった時はなかなかの強さではあるので、少し試してみたいところです。

ハードブリスルの略奪者/Hardbristle Bandit

2マナで5色出せるクリーチャーでエルフではないため、PiEDH では便利に使えます。悪事でアンタップできるため、これまでの同系の中でも優先度は高めです。

ケラン・ザ・キッド/Kellan, the Kid

以前試していた 追放Omnath を更新する意欲が出るカードその1。直接キャストできるパーマネントは手札に限定されるため、追放するカードとのバランスが難しいところです。

百戦錬磨、アニー・フラッシュ/Annie Flash, the Veteran

以前試していた 追放Omnath を更新する意欲が出るカードその2。Flash は 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation では活かしづらいため、墓地から拾うのは土地となりがちではあります。

全ての鍵、おたから/Loot, the Key to Everything

以前試していた 追放Omnath を更新する意欲が出るカードその3。普通に組むと 2-3 枚程度になるので悪くはないカードですが、自ターンのみでしか使えないので構えるデッキには向きません。最低限の護法はありがたいですね。

落星の学者、ロクサーヌ/Roxanne, Starfall Savant

創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation でフェッチが引けていないケースのリカバリとしては便利なカードです。波止場エミエルのラインが一気に下げたり、野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wild - MTG Wiki と 祝福されたエミエル/Emiel the Blessed と同時に出ると、4 マナから無限マナ&無限ダメージまで到達します。悪くはないカードなので、何かくっつくカードが出れば採用圏内となりそうです。

最後の決戦/Final Showdown

呪文探求者/Spellseeker でサーチ可能な全体除去件、防御札という器用なカードです。基本的には サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift が優先されると思いますが、選択肢としては押さえておきたいところです。

エンチャントレス系

荒野の鏡、ギレッド/Ghired, Mirror of the Wilds

トークンのコピーを大量に作成できるカード。僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court の 聖者(Virtuous)・役割(Role)トークンをコピーすることで一気にパワー・タフネスを引き上げることができる点は可能性を感じます。

領界路への旅/Omenpath Journey

エンチャントで任意の土地をサーチして場に出すことができるのは珍しいカードです。セラの聖域/Serra's Sanctum と ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle の2枚を積む流れが間に合うのであれば十分に選択肢に入りそうです。ジモーンとダイナ/Zimone and Dina でも 死者の原野/Field of the Dead をサーチする用途で使うことができる余地はありそうです。

エイヴンの阻む者/Aven Interrupter

純正の 僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court で重宝するカードです。カウンターへのカウンターとしてはかなり強いカードなので、創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation にも入る余地はあります。

その他気になるカード

苦難の収穫者/Harvester of Misery

魂力形式の -2/-2 モードを主力に、ジモーンとダイナ/Zimone and Dina における全体除去の新しい選択肢として採用の余地はありそうです。

厄介者、ギサ/Gisa, the Hellraiser

ジモーンとダイナ/Zimone and Dina は悪事を達成しやすく、つど2体の 3/3 ゾンビを生成できるため、トークン生成要員としては強めのカードです。ゾンビを +1/+1 し 威迫/Menace を付与するテキストも 死者の原野/Field of the Dead の決定力を上げられます。

正直者のラトスタイン/Honest Rutstein

闇叫び/Gloomshrieker と異なりクリーチャーしか戻せない代わりに、クリーチャースペルのコストを減らすおまけを持っています。ジモーンとダイナ/Zimone and Dina で2マナのサクリ用クリーチャーを戻せると相当に強いので、一考の余地はあります。

乾燥地帯のアーチ道/Arid Archway

PiEDH におかえりランドができたという1点が大きく、ジモーンとダイナ/Zimone and Dina では 珊瑚兜への撤退/Retreat to Coralhelm との2枚コンボで山札を引ききることができます。

溶岩拍車のブーツ/Lavaspur Boots

ウルザの物語/Urza's Saga でサーチ可能な速攻付与要因ということで、秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets に差し込んでも面白そうです。

がめつい市長、カンバール/Kambal, Profiteering Mayor

トークン対策として強力な1枚。特に波止場エミエルや最近はやりの緑茶単などにはよく刺さりそうです。

まとめ

4/19 に発売される サンダー・ジャンクションの無法者 で 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation 、エンチャントレス系デッキおよび、PiEDH
ジモーンとダイナ/Zimone and Dina に採用されそうなカードを眺めました。乱伐者、ボニー・ポール/Bonny Pall, Clearcutter と アニーの加入/Annie Joins Up をまずは試していこうと思います。

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