【PiEDH】創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation 調整録
きっかけ
5-6 帯に混ざりながら緩やかにパイオニア EDH 版 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation をプレイする中で、様々なカードに触れることができました。ここではデッキの調整記録をまとめます。
調整後のデッキリスト
前回のデッキから更新したカードをサイドボードに移動しました。
調整点
マナベースの見直し
前回のデッキは 2 マナ域のマナ加速が不足しており、3ターン目に 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation を安定して着地させることが困難でした。また緑マナのみ出すカードを増やしても PiEDH のマナベースでは色マナが揃わないことも少なくありませんでした。
まず多色をサポートできる土地として スランの門/Thran Portal を追加しました。タップインするデメリットは少なくない物の、2ターン目に任意の色マナを出すことができる点は少なくないメリットです。同時に採用した むかしむかし/Once Upon a Time が 2 ターン目にある場合には、この土地を引くことを視野に入れて土地をセットする前にキャストすることが重要です。
次に 2 マナ域のマナクリーチャーで多色のマナを生み出すことができるカードを増やし、全体で 18 枚(+ むかしむかし/Once Upon a Time)としました。ただ特に 厚顔の無法者、マグダ/Magda, Brazen Outlaw はアンプレに近いので、2マナ以下の良いマナクリーチャーが増えてくれば差し替えたいところです。
4 ターン目のアクションを整理
このデッキの主要な勝ち筋は 4 ターン目に出せるビッグマナを活かして 星界の大蛇、コーマ/Koma, Cosmos Serpent もしくは 多元宇宙と共に/One with the Multiverse を設置することです。これ以外の勝ち手段として 原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide を追加しました。除去耐性もあり恒常的にアドバンテージを稼ぐことが期待できます。逆に明確な意図を持たないアドバンテージを稼ぐカードは外しました。
横並び戦略の強化
単体で強力なカードを展開する勝ち筋の他に、トークンを展開して盤面を制圧する流れを勝ち筋に据えることにしました。
トークン生成
追加した 若葉のドライアド/Tendershoot Dryad は 星界の大蛇、コーマ/Koma, Cosmos Serpent と同様に各プレーヤーのターンにトークンを生成できます。
トークンの活用
峰の恐怖/Terror of the Peaks は盤面制圧力が高く、鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge は本体火力と全体強化を兼ねています。宴の結節点、ジェトミア/Jetmir, Nexus of Revels 横並びさせたパーマネントのパワーを大きく上げるフィニッシャーです。光明の繁殖蛾/Luminous Broodmoth は全体除去対策として重宝します。
ファイレクシア完全なる統一 Pick Up
発売日が近くなってきたので、ファイレクシア完全なる統一 で追加したいカードをいくつかピックアップします。
機械の母、エリシュ・ノーン
このデッキの様々な要素と噛み合いの良いカードです。5 マナであることも生態学的な理解/Ecological Appreciation や、収穫祭の襲撃/Storm the Festival とマッチします。古の緑守り/Ancient Greenwarden が差し替え候補となります。
擾乱のドミヌス、ソルフィム
峰の恐怖/Terror of the Peaks、鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge、ヴァラクートの探検/Valakut Exploration と組み合わせると即死を狙うことも見えるカードです。創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation も全体 8 点火力になることも馬鹿にできません。新しい軸になる可能性もありそうです。
緑の太陽の黄昏
新しい踏み倒し系のカードです。収穫祭の襲撃/Storm the Festival と比較すると、概ね以下のような感じです。
コスト制約が軽い
6マナで打つと1枚多く見ることができる
場に出すパーマネントのマナコストに制限がない
フラッシュバックがない
土地以外のパーマネントを2枚並べることができない
収穫祭の襲撃/Storm the Festival も土地と土地以外のパーマネントを並べることが少なくなかったことを思うと、十分選択肢には入りそうです。
世界の導管
世界のるつぼ/Crucible of Worlds に限定的なパーマネント回収能力を持つアーティファクトで、このデッキに非常に噛み合っています。改革派の結集者/Renegade Rallier との差し替えを検討しています。
硬化した屑鉄喰らい
パイオニア EDH を組んでよく分かったのは、 2 マナ域のマナクリーチャーが年々強化されていることです。タフネス3が特に便利で、おまけで墓地対策ができると良いことづくめです。厚顔の無法者、マグダ/Magda, Brazen Outlaw と入れ替えます。
謎のゴライアス、オヴィカ
一定の除去耐性を持つトークン生成装置と考えると悪くありません。重量級ソーサリーと併せることで、大量の速攻を持つクリーチャーを生成できます。
鉱炉と前線の剣
小型 僻境への脱出/Escape to the Wilds といった印象の効果を発揮する剣で、このデッキとの相性はかなり良いです。盤面に影響を及ぼすことができないのは難点で、砕土/Harrow or 活力を穢すもの/Defiler of Vigor との差し替えを検討しています。
広獏なる変幻地
安定して各色にアクセスできるフェッチランドが1枚増えたことは単純に大きな強化です。スランの門/Thran Portal が入れ替え候補ですが、タップインがかなり多くなってしまうので、数枚ファストランドを採用することを視野に入れた方が良いかもしれません。
まとめ
パイオニア EDH 版 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation の調整記録をまとめました。ファイレクシア完全なる統一でパイオニア EDH の環境もかなり変わりそうですが、引き続き緩く楽しんでいこうと思います。
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