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【三国志大戦M】メタゲームオーバービュー(2020 年冬)

きっかけ

前回の記事では自分のデッキをまとめてみましたが、各アーキタイプと相性をまとめた情報ってあまりないなと思ったので、自分で書いてみることにしました。

アーキタイプと相性

三国志大戦M には大まかにまとめると、以下の3つのアーキタイプがあります。

馬(魏)
近距離(蜀、他)
遠距離(呉)

相性はいわゆる3すくみの関係性にあります。

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この記事ではそれぞれのアーキタイプに属するデッキについて、簡単にまとめてみようと思います。なおこの記事では汎用カードである 張角、[神威] 馬超 には可能な限り言及しないことにします。また筆者は近距離デッキ以外に使ったことがないので、そういった主観が入ることをご容赦ください。

馬単
[激将] 曹仁、鄧艾、[決起] 曹操 などの号令役を軸にほぼ馬のみで構成されます。また派生した形として [神速] 張遼が採用されることもあります。

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アタッカーには徐晃、[鬼神] 関羽、呂布、妨害役には曹丕、徐庶などの採用率が高く、迎撃対策に曹仁もよく見かけます。

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爆発力があり遠距離系のアーキタイプへの相性は非常に良いです。半面、槍が多めの蜀デッキが苦手です。

魏バラ
馬を中心に据えつつも、卑弥呼、賈詡などを採用し、近距離系対策に遠距離系のカードを複数枚積んだアーキタイプです。純粋な馬単よりも遠距離系のデッキに弱くなりますが、他バラに対して対策がある程度たてられるのが大きな利点です。

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近距離

蜀槍バラ
[美髭公] 関羽、[決起] 劉備 などの号令役を中心に4枚以上の槍兵とその他の兵種との混成で構築されるアーキタイプです。

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アタッカーを趙雲に依存するところがあり、不足を補うために諸葛亮、黄忠などの遠距離系のアタッカーが複数採用されることがあります。その結果として、アーキタイプ自体が遠距離系によっていく形ができました(後述)。

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最近追加された関興は、枠はかさむものの蜀槍のアタッカーとしてそれなりに使い勝手がよく、アタッカー不足問題が解消されつつあります。

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苦手な相手は遠距離系全般と、他バラです。同一アーキタイプ内で苦手を持つことから、立ち位置はあまりよくありません。

以下の記事もご参考ください。
蜀漢槍関羽デッキについて
https://note.com/azsa_hobby/n/n177c33273f9e

他バラ
孟獲を中心とした象兵+馬で構成されるバランスデッキです。

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アタッカーとして顔良、呂布、妨害役として無理なく張角を積めます。また象兵の特殊効果は累積するため、兀突骨を中心に数枚の象兵で守りを固めます。

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新カードの [暴虐] 董卓 は無理なくこのデッキを強化するカードであり、実質新規に追加されたスキルの [板盾] も象兵を大きく強化することから、現環境で一番立ち位置が良いのがこのアーキタイプだと思います。あえて弱点を上げるのであれば遠距離系で攻めることですが、少なくとも3体は馬を捌く必要があるので、容易ではありません。

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漢バラ
現時点ではカードの枚数がまだ十分ではありませんが、新規カードの追加でようやくアーキタイプとして成立するようになってきました。劉曼、献帝を中心に自軍の国力を貯め、盧植や華佗などの国力を使うことでより大きな効果を発揮するカードに繋いでいきます。

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国力の仕様上守りに強いので今後アタッカーが追加されれば、本格的にメタの一部になってくると推測されます。武将を集める難易度が全体として高いのが一番の難点です。

遠距離

呉バラ
[決起] 孫堅、孫権を中心に据え、複数体の遠距離武将で構成されるバランスデッキです。派生した形として [弓極] 呂蒙を中心に据えた弓デッキがあります。

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アタッカーとして陸遜、孫尚香などを並べ、徐夫人、周泰を中心に守りを固めていきます。

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性質上近距離デッキに対して強く、馬に対して厳しい戦いを強いられます。泥仕合に持ち込みやすくするために、劉曼、[傾国] 貂蝉 の一方あるいは両方が採用されているケースが散見されます。

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蜀遠距離バラ
近距離が割り当てられている蜀ですが、アタッカーとしてはむしろ遠距離系に優れた武将がいます。そうした武将を中心に呉バラと同じような戦いをするデッキです。遠距離アタッカーに [梟姫] 孫尚香、黄忠、龐統などを据え、王平、花鬘などで守りを固めます。

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[決起] 劉備、趙雲 などの近距離アタッカーは、このデッキでは囮を務めることの方が多い印象です。枚数の都合上厳顔を積みたくないこともあり、馬系デッキには苦戦を強いられます。

開幕計略デッキ
主に遠距離系の武将が持つ開幕に効果を発揮する計略を重ねることで相手にダメージを与え、そのまま遠距離火力で焼き切ることを想定したデッキです。朱然、審配、陳宮などの武将が開幕の火力を務めます。SR ですが、逢紀もこのデッキでは効果的です。

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近距離系のデッキには非常に相性が良い反面、馬や同じ遠距離系のデッキに苦労します。ある種アーキタイプを超越したデッキでもあるので、特に配置を自由に動かせない群雄や攻城戦では大きな戦果を得られやすい傾向にあります。

まとめ

三国志大戦 M のメタゲームとして、アーキタイプとそれぞれの代表的なデッキを簡単にまとめてみました。デッキ構築や、デッキ対策の議論のたたき台にでも使ってもらえると幸いです。またこんなのもあるよなどありましたら、@azsa_wlw までお気軽にお声がけください。



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