見出し画像

2021シーズン開幕目前・葉羽エストレーノ注目の3選手

昨年は隕石衝突という未曽有の大災害に見舞われ、シーズン途中での活動休止を余儀なくされた葉羽エストレーノ。
ホームスタジアム、クラブハウス、練習場と甚大な被害を受けたものの、関係各位の尽力により既に今シーズンを戦うために必要な環境は整っており、無事今シーズンも中村銀行JS2リーグへの参戦となった。
現在沖島キャンプから戻って来たメンバーは、連日葉羽の練習場で更にチーム力を上積みするためトレーニングを続けている。

2月14日にはユリオラーク玉城とのトレーニングマッチを行い3-3。
沖島キャンプでも動きの良かった柴亮、葉稲健と、空中戦での強さを誇るラノッチが得点を決めた。

今回は沖島キャンプと今回のトレーニングマッチまでの動きを踏まえた上で、個人的な注目選手を挙げてみたい。


28成瀬敬一(FW)

ストライカーとしての安定感はもちろん、前線からの守備にも定評があり、献身的なプレーと冷静な状況判断で既にチームの柱とも言える存在。
続投のペロッチーニ監督の元、今季もツートップの一角を任されるのは間違いないだろう。
沖島キャンプでの仕上がりも順調で、気になる膝の状態も良好という。
「自分が決めるのは当然だが、ツートップを組む相手によってはアシストへの意識も重要になってくると思う。」
今年で26歳となる地元・七橋大卒の熱さとクレバーさを兼ね備えた彼にかかる期待は大きい。


8柴亮(MF)

地元葉羽出身の若武者。チーム随一の破天荒キャラでエストレニスタ以外のファンも多い。
昨シーズンもコンスタントに活躍しており、局面を打開する予測不能なプレーはチームのスパイスとなった。
沖島キャンプでは不摂生から練習に遅刻したり、Twitterの運用方法をめぐってクラブから指導を受けるなどとプライベートでは相変わらず不安要素を抱えているが、
コンディションが十分とは思えない中でもトレーニングマッチで得点しており、U-21代表に選出される潜在能力の高さは誰もが認めるところ。
年齢的にもまだまだ伸びしろがあり、今季の彼の活躍がチーム昇格のカギとなりそう。


11楢木琢磨(FW)


実直な人柄で後輩たちからの信頼も得ているが、何故か誘いをドタキャンされてばかりいる謎な面がエストレニスタから愛されている在籍二年目。
沖島キャンプでは積極的に声を出し、練習後もチームメイト達と話し込んだり、走りこみをする姿が印象的だった。
「若い頃は自分が目立ちたい、活躍したいという気持ちが大きかったですが、この年になると自分がチームのために出来ることは何か、チームが強くなるためには何をすればいいのかを考えることが多くなりましたね。」
昨シーズンはベンチスタートが多かったが、ビハインドの展開での投入という難しい場面でも、的確な状況判断でプレーに入れる適応力は貴重。
今季もスタメンよりは、スーパーサブとしての役割を任されそうだ。


シーズンインを前に、オフィシャルソングの発表や、各選手がSNSでの発信を積極的に行うなど、オフザピッチでも注目を浴びそうな葉羽エストレーノ。
スポンサー企業も増え、クラブ運営の基盤となる財政面でも強化をはかる。
ユニホームサプライヤーは昨シーズンから引き続きhummel。


災害を乗り越え、更にたくましさを増したバイク軍は、中村銀行JS2リーグのダークホースとなりそうだ。
開幕戦は2月20日(土)アウェーLastCall フィールド新方でFC新方に挑む。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?