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2023年の振り返り

 あっというまに2023年も大晦日。ここ数年は大晦日、尼崎の実家で過ごしておりましたが、今年は初のコロナ罹患により30日まで自宅待機。そのまま東京で過ごすことになりました。一方で年末臥せっており、連絡や打ち合わせが滞るなどご迷惑をおかけした皆様、またしっかりと納められずにもち越したもろもろ、来年も引き続きよろしくお願いいたします。


『2023年は学び』

2023年は、改めて『対話型鑑賞』をまなび実践、東京藝術大学の社会人にも開放された2つの講座『展覧会設計演習』『現代美術キュレーション概論』を受講、といったかたちで改めて今まで自分がなんとなく吸収してきたこと、できていなかったことを補う一年でした。前者はまだ本格的な実践はしていませんが形にしていきたいと思います。後者は年明け早々、有楽町にて展示がありますのでお時間ありましたら足をお運びください

展覧会名:「めぐる、身体。めぐる、丸の内。」

会期:2024年1月13日(土)- 20日(土)11:00 – 19:00(会期中無休)
入場無料
開催場所:Slit Park YURAKUCHO、YAU STUDIO、大丸有エリア各所
参加作家:井上尚子、津田道子
https://ccs.geidai.ac.jp/2023/12/14/megurukarada/

『ガイドやWS』

またコロナ禍を脱した感があったのはガイド様式の変化。東京都現代美術館のガイドも夏からようやく毎日60分の予約なしという通常モードへ移行、こちらからも多くの皆様にご参加いただきました。2007年4月にデビューしてから17年目、途中休館を含みますが、あらためて楽しいですね、作品を通してコミュニケーションするのって。今年はいつものOKUROJI ArtFair/PhotoFairガイドや銀座ギャラリーズのツアーに加えて、アートウィーク東京にて大倉集古館の展示を未就学児からティーンエイジャーと巡るお手伝いもさせていただきました。また一年間公式SNSアンバサダーをつとめたヨックモックミュージアムでは、レゴブロックをつかった鑑賞ワークショップを実施しました。こちらは好評で、展覧会に合わせたセットアップができるのでご興味ある方はお声がけください。

『ラジオに出る夢』

ずっと音声配信している身としてはなんですが、2023年叶えたかった夢のひとつがラジオに出ることでした。独特のマイクに向けてヘッドフォンして喋るあのスタイル。それをナオエレーヌさんが叶えてくれました。ネットラジオではありますがスタジオでの録音、ステキでした。そういえば今年は自分のことをはなしたのはあとにも先にもこの一回だけ。あらためてもっと魅力的な活動をして、話聞きたいなぁと思ってもらえるようにんなりたい2024年です。引き続きラジオ出演募集中!

むんぱれ火曜日 第一がナオエレーヌさんの『その日の天使』

https://www.radicro.com/news/radicro-tokyo/munpare/azmax/

自身の音声配信は、平日20:45からの『平日美術館アートシーン』を自分の音声日記代わりに夜配信していて、朝6:50からは『毎朝五分のあーとニュース』を配信中。前者はclubhouseのみでもうすぐ3年め、759回。後者は毎日でもうすぐ1000回。こちらはclubhouseとStandFMで配信中

https://stand.fm/channels/5f0b6aab36e4dd5a2d401383

最近は南島@浜美さんのtwitterをよく聞いていますが、年末の24時間アートラジオも20時間くらい聞いてて、内容の濃さに舌を巻きます。彼は2023年は音声メディアのコロナバブル終焉期といった感じのことをおっしゃってて、じぶんもそう肌で感じます。

あ、美術解説するぞーさんや耳で聞く美術館のAviさん、らちあーとさんもお気に入りでよく聞いてます。インプットとアウトプットのバランスは毎年の課題。

『展覧会振り返り』

今年は四半期ごとに、東京美術館巡りというアカウントを運営されている中の人から、四半期ごとの展覧会振り返りや、今季のおすすめというtwitterの番組にお声がけいただいておしゃべりしました。また元Tvプロデューサの清藤さんと美術館評論家のチバヒデさんの三人で、銀座の土屋ホームの生涯学習センターで展覧会を振り返ったり。また柿崎桃子さんとstandFMで『朝からパーティ』

というコラボ番組も月イチでやったり。いろんな方と美術のお話ができるのがとても増えました。話すの大好き、聞くのも大好き、ぜひ話そうよってかたお声がけください!

そしてコロナ待機開けに東京美術館めぐりさんのTwitterSpaceで振り返ったベスト作品10
宮永愛子 鍵善良房からの富山市ガラス美術館
原ミュージアム 森村泰昌
エキソニモ メタバースペットショップ
飯川雄大 箱根の森、熱海からの霧島アートの森
ピカソ ヨックモックミュージアム 
豊嶋康子 エンドレスそろばん
病草紙 やまと絵、廃墟とイメージ(陰陽師、公文書館)
比田井南谷 ArtFocus 大倉集古館
DIC川村 Manray展のライティングと足をつっかけない展示台
国立劇場のタクシーが突っ込んだガラス跡地の撮影スポット看板
(順不同)

ほんとに今年も多くの展覧会を楽しませていただきました。関係者のみなさまに改めて感謝申し上げます。

 東京アートビートに掲載されていた2023年のアートイベント10000弱のうち、1000ほどにしか足を運べていません。とくに今年はギャラリーへの訪問があまりできなかったなぁと感じています。ひとつの原因としては、美術館へ行く本数が増えたことが挙げられます。さらにその理由として、これまではブロックバスターなど巡回をよく行っていた美術館が、コレクションをいかした現代の作家とのコラボレーション展を増やしたことがあげられるかなと思います(エビデンスとってません、すみません)地方の美術館がそういった取組をしているとついついいきたくなる、それで1つ伺うと、東京でギャラリーに10はいける感覚ですね。でもそれはそれとして、もっと時間の使い方をうまく、って思います。2024年の課題

『2024年』

ついつい話でアウトプットしてしまうと、ちがった意味で『言語化』されてしまい、やはり一呼吸も二呼吸、なんなら一晩寝かせて言葉にしたいとあらためて最近思います。今年ほとんどかけなかったテキストを2024年は書いていけるように。

ということで長くなりましたが、2023年、ほんとに好きなように過ごしたかなり放置された一年でした。楽しかった反面、いろんなご迷惑もおかけしました。来年はすこーし考えながら、でも楽しく過ごしたいと思っております

ご一緒したり、コメントいただいたり、また参加いただいたり、関わっていただいた皆様に感謝しつつ、2024年もどうぞご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます

写真は2023/12/23 65歳になった東京タワー。エッフェルさんは2023/12/27で没後百年、エッフェル塔は来年2024年3月31日で135歳!


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