見出し画像

移動祝祭日々

100冊到達📚

旅をした。
書かないあいだに、旅に出かけた。

カカオ入りのフランスパンにカマンベールチーズと発酵したトマトがのっているのを味わい、生まれてはじめての新幹線にものった。

キーホルダーをつけて歩いた記憶がそこまでない。いつか部屋を掃除したときに
「これはだめだ。使い道がなさすぎる」
となって以降、買おうという考えから遠ざかっていた。

福岡で、友達が札幌でするのと同じ手つきでガチャガチャをよく回した。つられてわたしもめんべいのガチャガチャを回した。

引き当てた辛いめんべいをリュックにつけてくれた。写ルんですで背中を撮ってくれた。

もう落としてしまってない。
背中を撮っていてくれてよかった。


JRで砂川へと向かった。駅前通りがおばあちゃん家のそれだった。場所と場所が似通うことはもちろん寂しくないことだ。

眩しくて池と太陽の反射を見ていることがほとんどできなかった。夕焼けが落ちてほっとした。


としまえんも舞浜も、陽射しがジュージューだった。

二階建てのバスにのった。
風がびーびーと鳴って、看板が近くて、取り返しのつかないことになりそうで、その緊張と東京タワーとレインボーブリッジの灯りのバランスがとれていた。

夏をわんぱくに切りとるとこうなる。
点線に沿って居たら日々がくすんで困る。

傲慢は勿論。
善良はピンとこなかった

🍎
おしまい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?