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ブギウギ??

朝ドラの「ブギウギ」って、最初は半信半疑で見始めたけど、今やすっかりハマって毎朝のルーティーンに♪

笠木シズ子さんって東京ブギウギしか知らなかったけど、劇中で戦前の「ラッパと娘」とか「センチメンタルダイナ」とか聴いて、うわーカッコええ!!ってなってます。戦後のブギウギ路線よりこっちのが全然いいじゃん!!って。

歌手が主人公なので、ちょうど弾き語りの活動をはじめた自分が共感できる部分も多いし、戦前の音楽業界とか音楽シーンとか全く知らなくて想像できなかったけど、こんな感じだったのか~って興味津々だったり。

それでふと、戦前から音楽好きだったらしい母方の祖父母のこととか、自分自身が音楽好きになったルーツみたいなものに思いをはせるキッカケにもなったりしたので、ちょっとそんな事をまとめて書いてみようと思いまして、、

わたしは父方の祖父母が同居している世帯で育ったんですが、祖父は薬剤師、父は会計士で、父方の家系は親戚もふくめ音楽に対して興味関心のあるようなタイプの人はあまりいませんでした。

それでもわたしが音楽好きになったのは母親の影響が大きくて、母自身は楽器の演奏はしないけどクラシックや映画音楽なんかを聴くのが好きな人なので、わたしも幼少期からそうした音楽を聴かされたり、母方の叔母が先生をしている音楽教室に通ったりしながら育ちました。

母親の音楽好きは母の両親(わたしから見て祖父母)の影響が大きかったようなんですが、祖母はわたしが産まれる前に、祖父はわたしが産まれて間もなく亡くなったので直接の接点も記憶もなくて、どんな人物だったかは話でしか聞いたことがありません。

祖母は特に楽器を演奏したりはしなかったようですが、やはりクラシックや映画音楽なんかを聴くのが大好きだったそうで、母もその影響で自然とそのあたりのジャンルの音楽を好きになったようです。

一方祖父の方は趣味でギターを弾いてた人だったらしくて、なんと戦前から仲間とバンド?楽団?を組んだりもしていたそうな?!

どんなジャンルの音楽をやっていたのかは知らないんですが、以前叔父の家の倉庫から祖父のガットギターやウッドベースが出てきた事があって、ジャズみたいな事をやってたのかな??なんて想像したりしていて、それこそブギウギ見ててこんな感じのことをやってたのかな?とか思ったり、、

母方の家系はもともと東京の品川あたりの出で、第二次世界大戦の時に一家で浜松に疎開してきたそうです。

空襲で家を焼け出されて、その時は家族全員で死を覚悟したそうですが、皆で田んぼに逃げて腰まで水につかりながら一晩身を潜めて何とか生き延びたということで。。

おそらく楽器やレコードなんかもその時に一旦は全て焼けて失ってしまったんでしょうね。

それでも戦後には浜松で商売をはじめて、音楽は一生ずっと趣味として楽しんでいたようです。

祖父は楽器店で流行歌の譜面を買ってきてはギターで弾いてたそうで、そんな時に子供だった母は「おい、ちょっと来い!」と傍に呼ばれて、この曲歌えって言われてよく演奏に付き合わされたとぼやいてました。

なんかわたしが今やってるのと似たようなことしてない??笑

そんな話を聞くとわたしも突然変異じゃなくて、血筋の中に一応ルーツらしいものがあったんだなあって、記憶にも残っていない祖父に妙に親近感を覚えたりして、毎年お盆や終戦記念日が近くなると何となくそんなことを思い浮かべたりしちゃいます。

古い白黒写真でしか見たことのない祖父母が実際どんな人だったのかは、もはや知る由もないですが、ブギウギを見てたら、何となく想像にリアリティが出てきたような気がしないでもないかな♪

わたしがウクレレを弾いてる姿を雲の上からどんな気持ちで眺めてるのかなって思ったり、、

祖父は江戸っ子だったそうだから「てめぇのやってる音楽はちっともわからねえ!!」とかって、イラっとしながら言ってるのかもな~笑







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