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2024.6 活動報告

ヘッダーの写真はグミの実です、酸味強めでわずかに甘みとえぐみを感じました。昔読んだ漫画の主人公が下校途中におやつ代わりに食べたと書いてあったのを読んだ事があり「どんな味なんだろう?」と思っていたグミの実。
実際に見つけて食せて、美味しいより嬉しい発見でした。
6月はありがたい事に晴天続きで予定が滞り無く進み良かったのですが梅雨は何処へやら…たまには雨が降ってほしいと願ってしまうほどイベントや現場作業が次々と入り何やら慌ただしく過ぎて行きました。
また入った現場で活用出来そうなモノを見つけては収穫して持ち帰り、あれやこれやと試みたり。やらなければいけない事とやりたい事でいっぱいで猫の手募集中です。


それでは活動報告です。



6.4 けやきルーム『木工教室』

大槌町こども教育センターOLAIで『けやきルーム』へ通っている生徒を対象に月一回の体験活動です。『〇〇教室』と題打って(〇〇の部分は活動内容によって替わる予定です)今回が一回目で木工体験を行ってきました。
ほとんどが初対面で参加人数は3名と少なかったので雑談でコミュニケーションを取りつつ各々のペースで進めてもらいました。
今回は直径8cmくらいの丸太を薄切りした物に、電熱ペンを使って絵を描いてもらいました。電熱ペンは先端が熱くなるので扱いに注意が必要なので見守っていたのですが、いざ描き始めると真剣な表情で作業中は自然とお喋り中止状態に。また自分たちでやりやすいやり方を見つけて教えてくれたりと一生懸命取り組んでくれていました。

好きなキャラクター等を描いてくれました

完成した作品は各自持ち帰りだったので「部屋に飾る」と笑顔で言ってもらえて嬉しかったです。
『〇〇教室』は今後も様々な出来る事にチャレンジしつつ参加してくれる生徒の意見や、やりたい事も反映していきたいと考えております。




6.9  サーモン祭りお手伝い

海づくり記念公園で行われた第4回岩手大槌サーモン祭りの目玉イベントでもあるサーモンつかみ取り!の桃畑学園サーモン(川チーム)をお手伝いをしてきました。現地に8時半集合だったのですがその時間にはスタッフだけでなく大勢のお客さんたちが集まっていました。
スタッフが全員集まったところで一日の流れ確認、業務の説明をしていただき私は受付、プレイアシストを担当させていただきました。桃畑チームは10時より開始ですぐに長蛇の列が完成してしまい長時間お待たせしてしまったお客さんも多く出てしまいました。

参加者は18歳以下限定で大丈夫なのか?とこちらが心配してしまうくらい小さなお子さんもいましたが皆さん捕まえたサーモンをちゃんと持ち帰ることが出来ていました。
サーモン祭自体を見て周る余裕はありませんでしたが初めての参加でチーム桃畑に仲間入りできて、充実した1日となりとても楽しかったです。




6.12  けやきルーム ピザ作り

『けやきルーム』に通う生徒を対象にけやき体験学習が今年度もはじまりました。けやき体験学習ではふるさと科やキャリア教育を活かしたプログラムを行う予定です。
第一回目は吉里吉里国と言えばピザ!ということで今回は『ピザ釜を使ってピザ作り体験』と人生の先輩から聞く『人生のお話』です。さらに参加生徒数は合計9名でした。具材を切って生地を伸ばし広げ、トマトソースとチーズ、好きな具材をのせオリーブオイルをかけ400℃以上に熱した窯で焼きます。生地は発酵に時間がかかるため前日にスタッフが仕込むのですが私としては生地を捏ねたり、窯を一から温めるのも楽しいから是非全部体験してほしいのですが時間がとても掛かるので断念しています。
『人生のお話』は吉里吉里国のメンバーが1回ずつ交代で自分の話を生徒に伝えています。私はいつか自分の番も来るのではと既にドキドキしています。




6.14   狩猟同行

おおつちのあそびさんが開催されている大槌ジビエツーリズムに参加してきました。内容は狩猟に同行し捕まえた鹿を解体まで行うプランです。
朝なのか夜なのか判らない午前3時半、MOMIJIに集合し、ハンターとしてMOMIJI代表の兼澤さんとNPO法人おおつちのあそび代表の大場さんが先導のもと参加者は私を含めて7人の計9名で出発、新山高原へ向かいました。車で移動し猟場に着くと下車し歩いて獲物がいるか確認します。鹿は聴覚が敏感な動物らしく現地に着いたら会話は禁止、車のドアの開け閉め、足音、物音を立てないように先導について歩きます。そして鹿の通り道がよく見えるところに着いたらハンターの合図で大きな声を出し鹿を驚かせて逃げる鹿を狙います。猟場を3か所ほど周りましたが鹿は出て来ず、車で移動している道程でも鹿を探すと二歳の雌鹿を発見し狩猟することが出来ました。

写真たくさん撮ったけど載せられるモノがこれぐらいしかなかった

仕留めたら放血(血抜き)を行いすぐに氷を敷いた容器の中に移し冷却しながら下山します。そしてMOMIJIについたら洗浄、シカの毛皮についた泥やダニなどを洗い流します。そしてまずは足を切除、器具を使って頭が下にくるよう吊し上げて皮持ち帰りを希望していたので剥皮してから 内臓摘出。その後、各部位ごとに解体に入ります。スタッフの方は手際よくスルスルと手順を説明しながら解体されますが、いざやってみると綺麗に切り分けるのは難しく力のいる作業でした。頂いて帰った鹿肉はとても美味しかったです。
ジビエには以前から興味があり鹿肉も大好きなので美味しい調理方法も研究したいと考えておりましてコチラもどこまで足を踏み入れるか思案中です。




6.22・23  ツリークライミングMRS1講習会

吉里吉里国で年に何度か行われているロープを使って木に登るツリークライミング(以下略ツリクラ)体験をあなたはやったことがありますか?
『ジョン ギャスライト氏』がTCIの日本支部として設立した団体『ツリークライミング®ジャパン(TCJ)』が開催しているMRS1(ベーシッククライマー)の講習会をTCJ公認オフィシャル インストラクターである小林清さんから吉里吉里国で受け、資格を取得しました。
MRSは『ムービングロープシステム』の略称で二日間に渡ってTCJの理念、ジョンギャスライト氏の想いやギア(道具)について、安全に登るための基礎技術・ロープシステムの手法を実技を通して学びます。
MRS1は開催されるツリクライベントでアシスタントスタッフとして一般参加者へのクライミングサポートする事が出来るようになりますが、さらにMRS2(ツリークライマー)→MRS3(ツリークライマー)→MRS(ファシリテーター)→MRSオフィシャルインストラクターの資格を有する事でイベント企画や講習会で指導出来るようになります。
体験したことない方は是非参加してみて下さい、吉里吉里国だけでなく様々な場所で開催されており、公式HPを見れば体験会スケジュール等も載っています。




鳥獣害対策

吉里吉里保育園周辺の草刈りは6/10〜13までと大槌学園周辺の伐採が、草刈りは6/16〜7/4まで入ってました。

保育園周辺草刈り前、人が埋まる程の笹でした
学園周辺伐採前

ご覧の通り鬱蒼としておりました。もう殆どが笹藪で草刈りというか笹刈でした。笹は硬くて中々切れないし上で切ると下が残り、下が残ると足の踏み場がガタガタになり歩くのが困難になるので地面ギリギリで刈ら無ければいけなくて…
とても大変な現場でした。
樹種は桑や栗、胡桃、ニセアカシア、杉などなど様々で鳥の巣も発見したり管理すれば良い森林になりそうですが中々手が回りません。

下からでも木々の合間から空が見えるようになりました

どちらも子ども達が集まる場所の近くでしたので安全に外で遊んでもらえる環境になれば良いなと思います。



おしゃっちで販売中

現在、おしゃっちにて吉里吉里国の製品を販売しております。
ポストカードに木の栞、薪束に加えて私が作ったカード立ても並んでおります。

吉里吉里国のブース

カード立ては木工で千切り(ちぎり)と呼ばれ、木と木を接合させる際、補強のために填(う)め込む鼓(つづみ)形の板片の形を参考にデザインしました。材は大槌産の杉を使用しております。是非おしゃっちに立ち寄られる際は手にとって見て下さい!




山の恵み採取・加工

6月は主に桑の実、木苺を採取しました。
熊対策で入った森でよく見かけ、この間見つけた熊の糞に沢山のベリー類の種が残っており、どこからそんなに取って食べれたんだと嫉妬しました。熊と情報共有したいです。

桑の実・・・はじめは赤く熟すと黒紫色になり甘く、ヤマグワ、マグワの二種を見つけ味は変わりませんがマグワの方が大きめ、ヤマグワには実にヒゲの様なものが多くみられました。

木に生っているので手が届かない事が多く悔しい気持ちになりました

・加工方法としては砂糖とレモンを足してジャムにし、それをパンに塗ったりお菓子作りなどに使ってみました。ジャムにしても種の粒々感が残り触感を楽しむ事が出来ました。

木苺・・・はじめはオレンジ色ですが熟すと赤くなるクマイチゴを収穫、味は甘くさっぱりとしていますが少し苦みを感じました。

棘が多く、刺さって痛くて薮の中に入って取るのは断念しました

・こちらは煮込み過ぎて触感を無くしたくなかったのでコンポートにしたりレモン果汁と砂糖に漬けて炭酸で割ってドリンクにしてみました。木苺は綺麗な赤色で見た目も可愛く果肉の粒々が評判良かったです。

美味しく食べる事ができて良かったのですが、採取出来ても一般家庭で少し楽しめる程度で、量の確保や安全性など加工して販売までにはまだまだ課題が山済みです。

あとドクダミも庭などで採取して焼酎に漬けてチンキを作ってみました。化粧水をはじめ、虫よけ・虫さされスプレーとして活用できるそうです。有効かどうか試すようにもっと作って配ってみてもよかったかなと後から思いました。



オマケ

桑の実を収穫した際、地域の年配の方に渡すと「懐かしい」と思い出話しをしながら食べられ、若い方に見せると「食べるの?」と聞かれました。こんな美味しいモノなんでみんな食べないんだと私は不思議に思います。
その時期に生る実を木成りで完熟した状態で取って食べられる事に日々幸せを感じております。
人から「あなたはなんでも食に繋がるのね」と言われました。ええ、美味しいモノや食べたことないモノはなんでも食べてみたいという好奇心旺盛の食いしん坊です。他にも地域の美味しいモノ、珍味、おすすめ郷土料理などありましたら教えて下さい。

あと田んぼの畦の草刈り等も行っていたのですが作業はまだ続いてるのでまた来月まとめてお伝えします、

ではまた。

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