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心理的安全性の高いコミュニティとつながるとクリエイティブスキル向上にどのような好影響があるか #中間報告書

 この記事は、ランサーズ新しい働き方LAB・研究員制度2期生として私自身が行う活動についてまとめたものです。

◆実験の目的と背景
 私は、平日の昼間の大半を地元のコワーキングスペースで過ごしてきました。電源とWi-Fiの供給を受けながら長時間滞在できる施設としては申し分ないのですが、利用者同士の交流の機会が乏しくて、物足りなさを感じていました。
 「Creative LAB」というオンラインのコミュニティを介して「新しい働き方LAB・研究員制度1期生」のことを知り、2期生が始まる際には、是非参加したいと思って応募しました。
 地元のコワーキングスペースでは、運営側がフリーランスの利用者のニーズについてよく理解できていないためか、利用者間のコミュニティ形成の機会創出などがあまり行われていないように思います。
 研究員2期生に加わることができ、心理的安全性の高いコミュニティの中でモチベーションやスキルの向上への期待が高まりました。

 こちらが実験計画書です。

◆検証したいと思っていたこと
 もともと、自分から他人に話しかけることがとても苦手で、知らない人だらけの騒がしい場所に出かけて行った時、無理に会話に加わろうとしたら挙動不審に陥り、けっこうな対人トラブルになったことがあります。
 その時から、特に話をしなくても、自分がどんな人か相手にわかるような工夫をするようになりました。私はプラモデルを作るのが趣味なので、出かけていく時にもプラモデルの作品を持って行き、会話の最中はずっと、視線を自分のプラモデルに合わせるようにしました。オンラインのコミュニティでも、この方法が通じるか検証したいと思っていました。

◆研究活動の概要
 研究員制度2期生のSlack内に部活動があり、興味のあるものに参加してみました。その中で「褒め合い部」「アート部」の2つが印象的でした。
 「褒め合い部」は、お互いを褒め合うことで自己肯定感を高める部活動です。その第1回zoom会に参加し、最初の褒められ役に挙手してみました。zoomの画面越しに、自分の作ったプラモデルのジオラマ作品を紹介したところ、思いの外、好評で、自己肯定感と創作へのモチベーションが高まりました。(補足:コワーキングスペース近くの自家製麺食堂で開催されたプラモデルのコンテストに応募、3位入賞した作品)

https://mobile.twitter.com/wasa3rd/status/1547789855312162821

 「褒め合い部・第1回zoom会」開催の数日後、地元のアマチュアモデラーによるカーモデル展示会に足を運び、凄腕の愛好家の作品を見た時に、「自己肯定感が高まった今ならば、自分にも同じくらいの水準のものが作れるのでは」という気がしてきて、作りかけて放置してあったキットの制作を再開しました。
 その制作の途中経過については、「車のボデー磨き」と称し、オンラインもくもく会の際に紹介したり、Slackに投稿する話題にしたりしました。
  また、「アート部」では、メタバース展示会に参加、普段zoomミーティングで使っているアイコン画像をそのまま作品として展示しました。(zoomで顔出しをあまりしないため、アイコン画像のほうが有名になりました)
 メタバース展示会の打ち合わせミーティングに「LAB Store」の中の人が来て下さったことがきっかけとなり、LAB Storeに商品を初出品することができました。(LAB Storeは、デザインと商品説明を送るだけで出品できるオンラインストアです)

 
◆中間報告時点での気づき
 もくもく会に参加されている他の研究員の方々から影響を受けて、クリエイティブスキルを身に付けようとしました。After Effects、Blender、Clip Studioなどに挑戦しました。また、ジェスチャードローイングという描画法に興味があり、ポーズマニアックスというサイトを見ながら鉛筆画の練習をしました。
 「褒め合い部」部内で発表するつもりで制作していた車のプラモデルが、研究員制度・中間報告の提出期限の日に、ようやく形になりました。中間報告の時点でわかりやすい成果物として提示できるのは、このジオラマ作品だけです。アナログの工作ですが、広い意味でのクリエイティブスキル向上になりました。

ジオラマ作品「ランサーエボリューションⅥ」
制作意図:「ランサーズ」と「車のランサー」とを掛けたボケを模型という手段で表現
新しい働き方に携わる全ての人の安全を願い、ランサーズくんを横断歩道の標識に起用(?)した

◆中間振り返り
〈考え方・価値観〉
・研究員Slackやオンラインもくもく会のおかげで、孤立感が解消された。
・他の研究員の多様な背景や価値観を知ることが出来た。
・研究員の個々の能力の高さに気付いた。
〈具体的な成果・仕事・働き方への影響〉
・自分の好きなことや得意分野について発信するようになった。
・目標を設定して、集中して取り組むようになった。
・多様な人たちへの対応力が大切だと気付いた。

◆まとめ
・中間報告でジオラマ作品を発表するとは思わなかった。
・働き方に関して、研究員2期生の前半で見落とした点、回避した点が多数あると思う。
・後半では、優先的に取り組むべき課題と向き合う。


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