六つの花

■システム

本作は、「神谷涼&清水三毛/インコグ・ラボ+新紀元社」が権利を有する「ふしぎもののけRPG ゆうやけこやけ」の二次創作作品です。

■概要

人数:2~4人向け
舞台:某県某市、あいの町。冬
あらすじ:
そろそろ年末、雪の季節。
何やらお悩みの様子の月森様に呼び出されたへんげ達。
どうやら、町に住むもう一柱の土地神様である悟式殿に関係があるようだが…?

■登場NPC

▽月森様
へんげ:4、けもの:7、おとな:3、こども:1
「げきりん」
蛇の姿の土地神様。夕焼け色の目と深い緑色のうろこを持つ。
厳しくも優しい性格で、町の人々やへんげ達を静かに見守っている。
人間の姿は深緑の着物に夕焼け色の目、茶色い髪をした30代前半の男性。

▽悟式殿
へんげ:4、けもの:6、おとな:4、こども:1
「つめたい」「らんぼうもの」
百足の姿の土地神様。碧の目と艶のある美しい体を持つ。
土地神様ではあるが町の人々やへんげ達とは距離を取りがちで、ちょっと偏屈な性格。
天神川沿いに立つ祠に住んでいる。
人間の姿は黒い着物に碧の目、黒い髪をした30代前半の男性。

■朝のシーン

 寒い寒い、雪のちらつく朝。へんげ達は、前日に月森神社の土地神様である月森様に呼び出されている。
 月森神社へ向かうと月森様が待っており、こんな話をする。
「この季節は、悟式と雪見酒をするのだが」
「何分あいつの性格では、俺が誘っても素直にはいとは言わない」
「代わりに誘ってきてはもらえないか。お前達のような小さいものからの誘いなら、あいつもそう邪険にはしないだろう」
「ついでに買い物も頼みたい。鍋の材料と酒の肴と…釣りでお前達の食べたいものも買って構わない」
 お遣いのお金に1000円をくれる。あんまり多いと無駄遣いしてしまうからと、おねだりしてもそれ以上の金額は渡してくれない。

■昼のシーン

 主に商店街を回ってお遣いをする。
 基本的にはお金を払って買い物する形になるが、お釣りがへんげ達のものになることから、何とかして節約しようとするへんげもいるかもしれない。
 その場合、それぞれの能力値でお店の人の【おとな】と比べて判定を行う。成功で各効果の処理を行う。何かしらの特技を使用しても良い。以下は一例である。
 おとな:値切りが出来る。本来の値段より安く買い物が出来る
 こども:おまけしてもらえる。ただしお金は払わないと駄目

以下は一例である。へんげ達の欲しいものに応じて品物を追加して良い。値段は1000円でお釣りの来る、無理のない金額に設定すること。
 八百屋:白菜やきのこが買える。白菜1玉98円、きのこ1パック128円。店の人の【おとな】3
 肉屋:豚バラ肉200gが買える。1パック198円。店の人の【おとな】3
 酒屋:ぽん酢、めんつゆなど鍋のお供と、酒粕(鍋用)が買える。1本128円、酒粕1パック298円。店主の息子が店番している、【おとな】2
 豆腐屋:豆腐が買える。1パック98円。町内でも有名な頑固親父の店。【おとな】4
 漬物屋:キュウリのぬか漬けとキムチ(鍋用)が買える。キュウリは1本158円、キムチは1パック298円。店主の娘が店番している、【おとな】2

■夕方のシーン

 お遣いを終え、悟式殿の祠に向かう。
 行ってみると、悟式殿は天神川で釣りをしている。へんげ達のお誘いにはすぐには頷いてくれない。少し話すと一緒に来てくれる。

■夜のシーン

 へんげ達、月森様、悟式殿で、月森神社で鍋パーティーをする。その頃には雪も本格的に降り始めている。
 月明かりと雪明かりに照らされた境内の景色は幻想的で、何とも風情があるだろう。
 月森様と悟式殿は口数少なく、鍋を囲みながらお酒を飲んでいるが、二人とも楽しんでいるのが伝わってくる。
 へんげ達はジュースで乾杯することになる。