SAPIX 休講に際して


※0409 up予定の教材について追記しました。

【はじめに】

今日からupしていく記事は、あくまで私個人の経験に基づき書いた、言うなれば非公式な内容になります。

全校舎に向けて書かれたものと多少のズレがある場合もございますが、まずはSAPIXから公式に出されたものに目を通していただき、提示されたものに十分に取り組んでいただくことを前提として読んでいただきたく思います。

後日upする予定の解説記事については、「SAPIX内部生が読んで意味ある」ということを前提に書きますので、問題文等の提示は記事の中でしません。必ず手元にテキストがある状態で読んでください。


(解説記事は皆様の手元にテキストが届くであろう、今週の木曜日以降にupする予定です。)

なお、削除依頼があった場合は速やかに削除させていただくことをご了承ください。


upする予定の内容は、

・6年生算数、07〜10テキストについて

・分野別補充プリント4回分

の2つになります。

(※0409 追記 5年生の教材についても07〜09テキストについては解説記事をupしようと思います。) 

他教科についてはお問い合わせをいただいても一切お答えできません。また、あくまで非公式にやっているものなので、校舎に問い合わせる事もご遠慮ください。

算数のWeekly Sapixについては優先度が下がってくるので、お子様がチャレンジできるところまでで十分だと思います。



テキスト配布については、各校舎今日より折り込み発送を順次行っていくことになると思いますが、校舎の規模によっては生徒の人数に対して非常に限られた人数で行うことになることから、お届けが多少遅くなる事が考えられます。

もしテキストを受け取るのが遅くなってしまう場合でも、焦る必要はないので、基礎トレ、コアプラス、春期講習までのテキストの復習を進めてください。


【保護者の方へ】


中学受験における主人公は最後に一人で戦ってくるお子様ご本人です。

しかし、第二の主人公は保護者の方です。どうか焦る事なくお子様の事を見守っていただき、塾がある時以上に褒めてあげてください。

普段の集団授業において、子供達は共に勉強する仲間を無意識的に認識し、毎回の小テストやテキストの問題演習、講師との対話を通して小さな達成感の積み重ねをしています。

周囲と自分との比較もできず、淡々とひとりで学習を進めるというのは、大人でもなかなか難しい事です。お父様お母様の「褒めワード」が子供のモチベーションを大きく引き上げます。


普段以上に子供のダラダラとした姿が目に付き、叱りたくなるお気持ちも分かります。

しかし、小学6年生の子供にとって1年後の入試など遥か先の事。まだまだ「合否を突き付けられる」ということに対して具体的なイメージはできていないのが現実です。

「普段であれば塾がある時間」を一つの目安にしていただき、毎日の勉強のペースを作ってあげてください。


また、テキストの内容全てをやることより、まずは提示された問題について繰り返し演習していただく事が大事です。

難しい問題にチャレンジして子供が消化不良に陥らない事を第一に勉強を進めてください。



【生徒の皆さんへ】


一ヶ月間、SAPIXがありません。

君たちは意識していなかったかもしれませんが、平常授業4時間×2日、土特5時間の、計13時間を友達と競争しながら集中して勉強していたわけです。

この13時間は「ひとりでダラダラ勉強する100時間」より遙かに効果的な13時間です。

その13時間が無くなってしまった今、君たちに求められるのは単に「言われた事をやる勉強」ではなく、「合格のためにやる勉強」です。

この「合格」は君達が勝ち取るものです。お父さんお母さんではなく、もちろんSAPIXの先生達でもありません。


自分の行きたい中学校の事を毎日考えましょう。

その中学校の先生は入試問題を作る時、

「今年の受験生は塾がお休みになっていた期間があるし、その間に習うはずだった内容は出さないであげよう」

と考えるでしょうか?


君達が今やっている内容は、入試に出てくる内容です。

「テキストは一回しか解いてはいけない」というルールも、「言われたことしかやってはいけない」と言うルールもありません。

君達が合格に必要だと思うことは何でもやってみましょう。


分からない問題もたくさん出てくるかもしれません。

でも、君達は来年の2月に、誰の力も借りず「入試問題」というラスボスに立ち向かわなくてはいけないのです。

いつもはめんどくさがって書いていない図や式をたくさん書いて、自分で謎を解明してみましょう。


ヒントはたくさんあります。

学習のポイントを自分で読みましたか。

基礎トレはとっても大事ですよ。

いつも授業で先生が言っていた内容もヒントになるはずです。

お父さんお母さんもみんなの味方です。アドバイスには耳を傾けましょう。


休み明け、常に目標に向けて行動する「合格人間」になった君達と、元気に会える事を楽しみにしています。

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