冬ひとつ越して
春の岬
みはるかす海の腹を
指でなぜる

桜は胸の奥で咲く
波しぶきを花びらにかえ
ひとり立つ

その横顔が歌になる
君だけの歌になる

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。