『現代アメリカ黒人女性詩集』

昔読んだ本のおすすめ情報。


マヤ・アンジェロウのこの詩に出会い、震えて
この詩を手に入れるためだけにアマゾンで購入。

今現在、なんらかの差別やいじめを受けてる人に
この詩篇を送りたい。強さと勇気の塊です。

『それでも私は立ち上がる』 マヤ・アンジェロウ

どうぞお書きなさい私のことを 歴史の中に
あなたの意地悪なねじくれた嘘で固めて
どうぞ私を踏みつけなさい 泥の中で
でもそれでも 塵のように 私は立ち上がる

私が絶望しているのを見たかった?
頭を垂れて 視線を落としているのを?
肩を落としているのを 涙の粒が落ちるように
心の叫びに弱り果てて

どうぞ私を撃ちなさい あなたの言葉で
私を切り裂きなさい あなたのまなざしで
私を殺しなさい あなたの憎しみで
それでも空気のように 私は立ち上がる

恐怖と恐れの夜を置き去りにして
私は立ち上がる
素晴らしく澄んだ夜明けの中へと
私は立ち上がる
私の先祖がくれた贈り物を持って
私はその夢そして奴隷の希望
私は立ち上がる

私は立ち上がる

私は立ち上がる


※↑注)抜粋して書いてます。
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この詩だけで5つ☆の価値ありとみた。

で、この引用だけだと、引用にならん!と怒られちゃうのでw
本文を用意しなきゃいけなかったんですよ。
ちょうどこのころ、ちょっと発達障害のお子様を持つ方とミクシーでやりとりしていて、そこから浮かんできたというか、こぼれてきたというか、溢れてきた言葉を書きとめたのがこちら。
これを本文として載せておきます(~_~;)

『求めるもの』

皆に遅れることがそんなにいけない?
みんなと同じに出来ないことがいけない?
本当にわからないんだ。
わからないから耐え難くつまらないんだ。

ただただ苦痛に耐え、耐え切れずにサインをだせば、
比べられて叱られて叩かれて。
この世は地獄だ。

僕に生きる価値などないのか?
世の中すべてがつまらなく思えてくる。

どこかに行きたい。
ここではないどこかなら、どこでもいい。

果てしなく悪いことがしたい。
悪いことをしてないと、身体がバラバラになりそうだ。
悪いことに身をひたしていると、少しだけ楽なんだ。
じめっとしてるけど、それでも生きてる感じがする。
安心できる。

そうなんだ。
僕らは安心がほしい。
絶対の安心がほしいだけ。
それがなきゃ、すべてが空虚。

駄目な自分でも認めてくれる場所がほしい。
成績悪くても差別しない人に会いたい。
運動音痴でものびのび運動できる場所にいきたい。
みんなと違ったら褒めてくれる人に会いたい。
みんなより遅れてても、笑って気にも留めない人に会いたい。
常識をおしつけない人と話したい。
なんでも本音で話せる人と話したい。
腹の底から笑って遊べる人と一緒にいたい。

何があっても信頼してくれる人のそばに帰れれば
僕らはきっと…
僕らはきっと、生まれなおせる。

成績が低い = 人間的評価も低い
そんな馬鹿げた社会の中でも、
たとえ、みんなから遅れることが、
最大の恐怖である社会の中でも、
安心を基盤に。
信頼を基盤に。
生きていてもいいという喜びを基盤に、
僕らは立ち上がれる。

だから求める。

見えない声で叫ぶ。

聞こえない目で訴える。

駄目な自分でも認めてくれる場所がほしい。
そこでなら、僕も駄目な自分を受け止められるから。
駄目な自分でも認めてくれる場所がほしい。

たとえ全社会が見捨てようと、
そこには絶対の安心があり、
絶対の信頼が満ちている。

お父さん、
お母さん、
わかって。

僕らは今、駄目な自分でも認めてくれる場所がほしいんだ。


水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。