リハビリプチ小説『この世界の片隅に』
「飛ばされて三日。爺の飯はまだか」
「頭が魚だった奴の卵巣で作ったカラスミなら残ってる」
「いや、あれはいい」
「く、一味足りん。そのカラスミもぶちこめ!」
「よせ!」
「煮れば大概食える! よし、この異界のカラスミ煮はうまいぞ!」
お粗末!
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水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。